タイムレース決勝から始まった最終日の決勝種目。女子1500m自由形は、OWSで活躍する森山幸美選手(SWANS)と蝦名愛梨選手(日本体育大学)のふたりと、高校1年生の竹澤瑠珂選手(東京SC/武蔵野高校)、高校2年生の青木虹光選手(県央SS/明和県央高校)の若手ふたりの4人の戦いに。最後は地力で逃げ切った森山選手が16分24秒34で優勝です! 2位は16分26秒80で竹澤選手、3位は16分29秒17の蝦名選手が入り、青木選手は16分37秒34の4位となりました。
男子800m自由形では、前半から攻めた竹田涉瑚選手(オーエンス)を後半に入って井本一輝選手(イトマン東京/中央大学)、田渕海斗選手(NECGSC溝の口/明治大学)、黒川紫唯選手(イトマン富田林/近畿大学)の3人が逆転。接戦を繰り広げ、最後は井本選手が逆転で7分55秒80で優勝を果たしました!
女子50m自由形は接戦の末、五十嵐千尋選手(T&G)が25秒19で競り勝ち、男子同種目は後半にスルスルと抜け出した塩浦慎理選手(イトマン東進)が22秒02で優勝を果たしました!
女子200m背泳ぎでは高校生ふたりが大活躍です。
先行したのは水野柚希選手(スウィン大教/栄東高校)。その水野選手をラスト50mで逆転した山本千晶選手(ダンロップSC/日大藤沢高校)が2分11秒16で優勝です!
男子200m背泳ぎは前半を高校生の竹原秀一選手(はるおか赤間/東福岡高校)。そのまま逃げ切るかと思われましたが、ラスト50mで栁川大樹選手(SPホウトク金沢/明治大学)が逆転で優勝。1分57秒95のベストでした。
女子100mバタフライは、前半から攻めた相馬あい選手(ミキハウス)を牧野紘子選手(あいおいニッセイ/東京ドームS)が猛追。ラスト5mで並ぶも、相馬選手が100分の5秒差で逃げ切って58秒24で優勝です。
男子100mバタフライは、後半に強い水沼尚輝選手(新潟医療福祉大学職員)がラスト15mで抜け出して51秒58で逆転優勝! 腰痛を乗り越えての優勝に笑顔が見えました。
女子200m平泳ぎでは、前半から大逃げを打った宮坂倖乃選手(コナミスポーツ/明治大学)。身体ひとつ分のリードを保ったまま最後のターン。ラスト50mに入ると、センターレーンから渡部香生子選手(USM)が一気にその差を詰めてくる。ラスト10mで並び、最後の最後に渡部選手が逆転。2分25秒37で優勝を果たしました!
今大会を締めくくる男子200m平泳ぎは、FINA世界選手権銀メダリストの花車優(キッコーマン)が強さを見せました。前半に奪ったリードをそのまま守り切り、2分08秒86で優勝しました!
パリ五輪へ、その先の未来へ向けた、仕切り直しの第一歩となる今大会。最終日のパリスタンダードA突破者は以下の通りです。
・男子100mバタフライ
水沼尚輝選手(新潟医療福祉大学職員)
・男子100m平泳ぎ
花車優選手(キッコーマン)
渡辺一平選手(TOYOTA)
<3日目までのパリスタンダードA突破者>
本多灯選手(日本大学)
・200mバタフライ/400m個人メドレー
小方颯選手(イトマン港北/日本大学)
・200m個人メドレー/400m個人メドレー
瀬戸大也選手(TEAM DAIYA)
・200m個人メドレー/400m個人メドレー
・女子100m背泳ぎ
白井璃緒選手(ミズノ)
・女子100m平泳ぎ
青木玲緒樹選手(ミズノ)
・女子400m個人メドレー
成田実生選手(金町SC)
2022年の締めくくりの大会で全力を尽くした選手たちへのご声援、ありがとうございました!
スタートリスト・リザルトはこちらです!