TOBIUO JAPAN Journal

競泳日本代表チーム「トビウオジャパン」オフィシャルブログ

【お知らせ】男子リレー種目の世界選手権派遣に関するお知らせ

今回の国際大会代表選手選考会にて、男子リレー種目は派遣標準記録に届かなかった。ロンドン五輪前年の今年は、五輪出場権を獲得することが目標となるため、男子のリレー種目に関しては5月に行われるジャパンオープンでの記録も選考の対象とする。今回行われた選考会の100m自由形とジャパンオープンの100m自由形決勝タイムおよび選考会の200m自由形決勝タイムとジャパンオープンの200m自由形決勝タイムのランキング上位4名の合計タイムが、それぞれ400mフリーリレーおよび800mフリーリレーの派遣標準記録を突破した場合のみ、該当選手を世界選手権代表チームに追加する。

なお、来年のオリンピック選考会では、リレー出場権利があったとしても2012年オリンピック派遣標準記録を突破しなければ、出場権を返上する。

第14回世界水泳選手権(2011/上海)代表選手発表!

昨日までの国際大会代表選手選考会を終えて、本日「第14回世界水泳選手権(2011/上海)」の代表選手が公式に発表されました。代表メンバーは下記の通りです。

男子:11名
自由形・バタフライ 藤井拓郎 KONAMI
自由形       宮本陽輔 鹿屋体育大学(3年)
背泳ぎ       古賀淳也 第一三共
背泳ぎ       入江陵介 近畿大学(4年)・イトマン
背泳ぎ       渡邉一樹 セントラルスポーツ
平泳ぎ       北島康介 アクエリアス
平泳ぎ       立石諒  慶應義塾大学(4年)・NECGSC玉川
平泳ぎ       冨田尚弥 中京大学(4年)
バタフライ     松田丈志 コスモス薬品
バタフライ     坂田龍亮 セントラルスポーツ
個人メドレー    堀畑裕也 日本体育大学(3年)

女子:11名
自由形       上田春佳 キッコーマン
自由形       松本弥生 日本体育大学(4年)
自由形       伊藤華英 セントラルスポーツ
自由形       長谷川菜月 岐阜SC
自由形       山口美咲 近畿大学(4年)・イトマン
背泳ぎ       寺川綾  ミズノ
背泳ぎ       酒井志穂 九州産業大学(3年)・ブリヂストン
平泳ぎ       鈴木聡美 山梨学院大学(3年)
平泳ぎ       金藤理絵 Jaked
バタフライ     加藤ゆか 東京SC
バタフライ     星奈津美 早稲田大学(3年)・スウィン大教

以上22名。

写真は記者会見後の撮影
会見

宮本陽輔選手(鹿屋体育大学)インタビュー

今大会最初の日本新記録で、他の選手にも勢いをつけた宮本陽輔選手(鹿屋体育大学)。
1500m自由形で日本人初、15分の壁を突破した宮本選手へのインタビューです。

国際大会代表選手選考会 第3日目結果

国際大会代表選手選考会の3日間の日程が全て終了いたしました。日程も変更し短縮されたスケジュールの中でも、選手たちは結果を残しました。代表選手は明日4月12日(火)14:00に味の素ナショナルトレーニングセンターにて行われる記者会見の席にて正式に発表されます。それまでしばらくお待ちください。

本日の新記録は、日本新記録が1つで日本新記録の合計は7つとなりました。今大会で誕生したぜん新記録を掲載しておきます。

日本新記録
NR①:男子1500m自由形 宮本陽輔(鹿屋体育大学)14:57.56
NR②:女子200mバタフライ 星奈津美(スウィン大教)2:06.05
NR③:女子200m自由形 上田春佳(キッコーマン)1:57.37
NR④女子50mバタフライ 加藤ゆか(東京SC) 26.25
NR⑤女子50mバタフライ 加藤ゆか(東京SC) 26.07
NR⑥女子50m平泳ぎ 鈴木聡美(山梨学院大学) 31.40
NR⑦女子100mバタフライ 加藤ゆか(東京SC) 57.80

高校新記録
HR①:男子100m平泳ぎ 山口観弘(志布志DC)1:01.17
HR②女子400m自由形 大塚美優(スウィン大宮) 4:39.35

中学新記録
JR①:女子100m平泳ぎ 渡部香生子(JSS立石)1:07.99

以下、選手のコメントです。

男子200m個人メドレー
高桑健(自衛隊体育学校)
前半は予定通り行ったが、背泳ぎと平泳ぎのつなぎがうまく行かなかった。来年のロンドン五輪選考会に向けて、1年間しっかりトレーニングしたい。

女子50m背泳ぎ
寺川綾(ミズノ)
あともうちょっと速く泳ぎたかった。日本記録ももちろんそうだが、派遣標準Sを切りたかった。本番ではもっとレベルの高い争いになる。目標は高く。本来の日程よりも短い期間で行ったが、自分にとっても良いところ悪いところわかって充実した3日間となった。

酒井志穂(ブリヂストン)
またすぐに合宿も始まるので、今大会で残った悔しさと課題を夏に向けてトレーニングしていきたい。

男子50m背泳ぎ
古賀淳也(第一三共)
非常にほっとしている。代表に入れて本当に嬉しい。100mで決まらずに後がない中で、決められてよかった。プレッシャーというのは大会前から考えていたが、一皮剥けるための試練だと思っていた。本当に苦しかった。もうこういうことのないように、安心して見てもらえるように泳ぎたい。上海はまず内定した50mで金メダルを目指したい。

入江陵介(イトマン)
力みすぎた。50mはまだまだ、これから頑張りたい。今大会の100m、200mに関してもベストからは程遠いので、満足せず上を目指していきたい。これからしっかり泳ぎこんで、夏に備えたい。

女子50m自由形
松本弥生(日本体育大学)
自己ベストは嬉しいが、あと0.04秒で日本新だったので悔しい。長崎のおばあちゃんと電話で話し、テレビで元気な姿を見たいと言われていた。それが見せられてよかった。50mは誰にも譲りたくないという気持ち。ジャパンオープンでは、もう一度日本新を狙いたい。これから夏に向けて持ち味のスプリント力はもちろん、後半の粘りをトレーニングして、4人で表彰台を目指したい。

男子50m自由形
凄くいい練習ができていた。まずは1位でホッとしている。昨日悔しい結果だったので、悔しさを引きずらず、日本新と派遣標準記録を狙っていた。このタイムではまだ世界では戦えない。まず日本にも岸田選手がいるので、勝って世界と戦っていきたい。

女子100mバタフライ
加藤ゆか
もうちょっと上を狙っていたので、ちょっと悔しいが3年ぶりに自分の日本記録を更新できて嬉しい。この試合のために泳ぎを変えてきた成果が現れた。トレーニングもしっかり積んできたので、苦手の後半にも自信がもてた。北京五輪後、100mでは国内でなかなか勝てなかった。次はしっかりと上を目指していきたい。

細田梨乃(KONAMI中央林間)
自分の力は出せたので、これが自分の実力だと思う。ジュニアパンパシの選考会は順位だけだったが、今回はタイムも必要だった。これがプレッシャーになったのかもしれない。しかし強い選手はこの状況の中でも、しっかり自分のレースをする。世界ジュニア選手権の選考会(ジャパンオープン)が5月にあるので、しっかり代表権を獲りたいと思う。

男子100mバタフライ
岸田真幸(キングソフト)
情けない泳ぎだった。それはタイムが物語っている。3日間通して、あまりいい結果が得られなかった。これから来年の選考会に向けて、必死にやっていきたい。スピードがあるのはわかっているので、あとは後半を鍛えるだけ。

藤井拓郎(KONAMI)
状態がよかっただけに絶対に派遣標準を切れると思ったが、実際泳ぐと頭にいろいろなことが入ってきてしまった。予選のレースから考えて、相当前に出ないと派遣標準は切れないと思っていたが、75m付近でまだ抜けきれていなかった。そこで焦って冷静さを失ってしまった。

女子200m平泳ぎ
鈴木聡美(山梨学院大学)
前半から攻めたが、後半つづかずバテてしまった。ベストに至らず悔しい。三冠できたのは嬉しい。前半いって後半いかに持ちこたえるかを重点的にやっていきたい。世界選手権では、今大会の経験を活かして、世界の強豪と戦い表彰台を目指したい。

金藤理絵(Jaked)
これまでの練習がそのまま出たレースと思った。社会人になったので、国際大会がなければ大きな大会はない。そのため1つのチャンスをものにした感じ。日本記録保持者としての意地もある。約1年間納得いくレースが出来ていないので、自分を見つめなおしていきたい。

男子200m平泳ぎ
冨田尚弥(中京大学)
50mのターンして勝っているのがわかった。出来れば北島選手と隣で泳ぎたかった。150mで限界にきていたが、もう大丈夫7秒台を出せる気がする。ここまで練習不足のところもあったので、世界選手権では、2分07秒台は出せると思う。

北島康介 東京SC(所属なし)
とりあえずレベルの高いレースで2位に入り、ホッとしている。このハイレベルな高いレースは予想していて、まどわされないよう心がけていた。上海では2人で表彰台。レベルの高さを見せた。今年の夏は0からのスター度ではない、ここのレベルからスタートできる。世界と戦うワクワクを思い出した。

国際大会代表選手選考会 第3日目予選

大会最終日の予選競技が終了しました。男女200m平泳ぎを中心に、混戦が予想される種目が多く面白くなりそうです。また日本新記録の期待のかかる女子50m背泳ぎ、女子50m自由形、女子100mバタフライなど、最終日の決勝レースからも目が離せません。

以下、予選競技の主な結果と選手のコメントです。

男子200m個人メドレー
高桑健(自衛隊体育学校) 2:00.34:予選1位
背泳ぎのターンが合わず動揺してしまい、後半崩れてしまった。決勝では1分57秒台でベストを更新したい。

佐野秀匡(ミズノスイムチーム) 2:00.55:予選2位
いいレースだった。200mバタフライでは3位だったので、後がない。決勝では2位以内に入って派遣標準記録を切るだけ。

女子50m背泳ぎ
寺川綾(ミズノ) 28.16:予選1位
まあまあだった。力まず最後まで泳げた。あと1レースだけなので、日本新をマークしたい。

酒井志穂(ブリヂストン) 28.75:予選2位
少し空回りしてしまった。決勝では落ち着いて、レース前は笑顔で臨み笑顔で終われるようにしたい。最低でもアジア大会での昨シーズンベストは上回りたい。

稲田法子(セントラルスポーツ) 28.75:予選2位
100mがダメだったので、50ではなんとかしたい。ちょっと緊張して焦ってしまったが、決勝では派遣標準記録を切りたい。

男子50m背泳ぎ
古賀淳也(第一三共) 25.27:予選2位
泳ぎが乱れていたので修正して大きく泳げてよかった。50mは最初から行くしかない。勝つことが目標。

入江陵介(イトマン) 25.13:予選1位
凄くいいタイム。気持ちよく泳ぐことが出来た。決勝では自己ベストを狙うつもりで良いレースをしたい。

山口雅文(ミズノスイムチーム) 25.36:予選3位
もう少し出るかなという感じだが、朝一ではまずまず。勝負は24秒台になると思うので、1位で派遣標準を突破することが目標。

女子50m自由形
内田美希(スウィン館林) 26.04:予選4位
予選では25秒台を目指したが、26.04はまずまず。決勝では自己ベストを更新したい。目標は1位になること。

松本弥生(日本体育大学) 25.49:予選1位
「行ける!」のひと言。予選は呼吸を2回、決勝は1回なのでまだ様子見の状況でこのタイムはいい。決勝では日本新記録を破りたい。

上田春佳(キッコーマン) 25.89:予選2位
スピードがないという自覚はあったので、力んでもいいから最初から行った。50mでは優勝したことがないので、1位を狙っていきたい。

女子100mバタフライ
加藤ゆか(東京SC) 58.48:予選1位
思っていた通りに泳げたので、決勝ではあとちょっとのところを修正して泳ぎたい。前半はリラックスして、後半を意識して泳いだ。決勝では前半からいって、予選のような後半の泳ぎをしたい。日本新を更新する。

細田梨乃(KONAMI中央林間) 58.92:予選2位
予選から58秒台を狙っていたので良かった。自分の持ち味は後半。決勝ではしっかり派遣標準を突破したい。

男子100mバタフライ
岸田真幸(キングソフト) 52.97:予選2位
派遣標準を切らなければならないので、切るしかない。決勝の目標は派遣標準記録。

藤井拓郎(KONAMI) 52.25:予選1位
昨日もいい感じで泳げたが、そのままの流れで今日も気持ちよく泳げた。決勝では1位はもちろん、51秒台半ばを狙って泳ぐ。

女子200m平泳ぎ
福留景子(Nb) 2:27.15:予選4位
予選から行こうと考えていた。前半から行こうと思ったが、遅すぎた。決勝では前半もっと行って、自分の持ち味である後半に力を出したい。派遣標準を突破して代表に入れるよう頑張りたい。

鈴木聡美(山梨学院大学) 2:26.99:予選3位
前半から楽に泳ぎすぎて、後半うまく力が入らなかった。目標は2分24秒台だったので及ばなかった。決勝では100mを泳ぎきるつもりで入って、後半持たせるレースをしたい。日本記録に近づくタイムを出したい。

渡部香生子(JSS立石) 2:26.62:予選1位
ベストと同じくらいのタイムを目指したが、遅れた。決勝ではベストタイムで2位以内に入りたい。2分23秒台を狙う。

金藤理絵(Jaked) 2:27.67:予選7位
しっかり大きな泳ぎを心がけた。決勝進出ギリギリだったが、決勝では自分らしいレースをして、昨年譲ってしまったので今年は存在感を示したい。タイムよりも勝負。

男子200m平泳ぎ
北島康介(アクエリアス) 2:11.30:予選2位
朝なんで、こんなものかと。200mはレベルの高いレースになる。気を引き締めて臨みたい。1位とより高いレベルの記録を目指す。

大塚一輝(KONAMI) 2:11.28:予選1位
昨年は失格で決勝を泳げなかったので、泳げるだけで嬉しい。自分の泳ぎをすれば勝てると思うので、1位を目指してベストをまずは更新したい。

立石諒(NECグリーン) 2:11.77:予選4位
最後25mだけいい泳ぎが出来たと思う。昨日から気持ちの切り替えができているので、決勝に向けてまたしっかり調整して、代表権を獲りたい。

冨田尚弥(中京大学) 2:11.56:予選3位
大きく泳いだ。予選はみんな流していると思うので、決勝は楽しいレースにしたい。2位以内に入ることを目指して、頑張りたい。

大会最終日の決勝レースでも新記録の更新、そして新たな代表選手の誕生にも期待がかかります。

月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Pachapo