TOBIUO JAPAN Journal

競泳日本代表チーム「トビウオジャパン」オフィシャルブログ

2011年02月

ありがとう末永選手!:末永雄太選手(チームアリーナ)が引退

北京五輪代表の末永雄太選手(チームアリーナ)が、昨日の200m平泳ぎ決勝レース終了後、引退を表明しました。11月頃から今大会のレースを最後に現役から引退する決意をしていたとのこと。


200m平泳ぎ決勝前、「"これが最後なんだ"という実感は、なかなか湧いてこなかった」。それでも、これまでずっと目標であり"大きな存在"だった北島康介選手(コカ・コーラ)と共に泳ぎ、共に表彰台に上がることが出来て、納得のラストレースとなった。レース前、招集所の様子が場内スクリーンに映し出されたとき、北島が隣に座る末永を"主役はこいつだ"と言わんばかりに、笑顔で指差していたシーンがとても印象的だった。


末永選手はこれまでの水泳人生を振り返り「水泳を通して良い仲間に巡り合えたこと、多くの方々に支えられてここまで水泳を続けられたことに感謝している。水泳はこれまでの人生そのもの。」とコメント。そして今後の活動について「まずは、一緒に戦ってきた選手たちのお手伝い。そして小さな子供からお年寄りまで水泳の楽しさを伝えたい。」と次のキャリアに対しても前向きに考えているようです。

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大会終了後、最後には法政大学を中心とした多くの水泳関係者から祝福されていた姿が、誰もが応援したくなる末永選手の人柄を物語っていました。

末永選手、今まで本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。次のステージでの活躍を期待しています!

日本選手権(25m)大会総括

日本選手権(25m)の全日程が終了しました。

FINAポイントで決定するMVPは、男子佐野秀匡選手(ミズノ)、女子酒井志穂選手(ブリヂストン)
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※写真は(財)日本水泳連盟公式HPより

そしてJOC杯は男子が北島康介選手(コカ・コーラ)細田梨乃選手(KONAMI中央林間)が受賞。
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※写真は(財)日本水泳連盟公式HPより

本日は日本新記録が2つ、高校新記録が1つ、中学新記録が1つという結果でした。大会合計で日本新6つ、高校新8つ、中学新3つ。短水路とはいえ、新シーズンに向けて大きな弾みとなる大会となりました。以下、本日分の新記録です。

日本新記録:6
NR⑤ 男子50m平泳ぎ 北島康介(コカ・コーラ) 26.68
NR⑥ 男子200m平泳ぎ 北島康介(コカ・コーラ) 2:02.95

高校新記録:8
HR⑧ 男子200m個人メドレー 萩野公介(御幸ヶ原SS) 1:55.08

中学新記録:3
JR③ 女子100mバタフライ 細田梨乃(KONAMI中央林間) 57.45

最後に上野競泳委員長のインタビューが行われ、
「今年初めての大会としてはまずまずの結果。トップだけではなく、ジュニア世代の活躍が目立ったのも収穫だった。4月は派遣標準という高いハードルがあるが、乗り越えて是非世界水泳へ駒を進めてもらいたい。ジュニア世代の活躍に関しては、北京五輪後に新設した"ジュニアエリート"の成果が出ている。特に女子に関しては、この世代が一気にタイムを伸ばし、世界トップレベルに上がってほしい。世界水泳・上海での金メダルがロンドン五輪に繋がるというのが、選手たちには良い刺激になっていると感じている。」と大会総括のコメントを発表しました。

今大会が終わり、いよいよ4月5日からは日本選手権兼世界水泳・上海の選考会です。今回の結果が良かった選手も思わしくなかった選手もここからの1カ月間が重要になります。4月の日本選手権でも、出場選手は自己ベスト更新、また世界水泳・上海代表権を目指して頑張ってほしいと思います。

【日本選手権(25m)速報】北島選手、平泳ぎ3種目で3つの日本新記録達成!

大会最終種目となった男子200m平泳ぎで、北島康介選手(コカ・コーラ)が公言通りの日本新記録2:02.95を樹立しました。レース後の北島選手のコメントを綴ります。

レース直後のインタビューでは3連続日本新記録に「よかったですね~。」と満足気な表情を浮かべ、「レースごとにキレが出てきて4月に繋がる大会になりました。」とコメント。

挑戦者たちに火を付けたのでは?との質問にも「自分が休んでいる間、彼らの活躍を見て、刺激を受けた。日本の平泳ぎは世界トップレベル。ここでの争いがそのまま世界に繋がる。」と日本の男子平泳ぎのレベルの高さを改めて実感し、また気持ちを引き締めたようです。

その一方で今大会を経て、「日本で戦う怖さはなくなった。でも、これに慢心することなく、残り1カ月しっかりトレーニングしたい。」と4月に向けての意識を高めていました。北島選手は米国に戻り、3月3日-5日に行われるインディアナGPに出場予定。

北島選手に冨田選手(中京大学)、立石選手(NECグリーン)、大塚選手(KONAMI高崎)、そして非常に高いレベルで若手選手も台頭するこの種目。4月の日本選手権が今から楽しみです。

【日本選手権(25m)速報】北島選手が50m平泳ぎで日本新記録樹立!

日本選手権(25m)第2日目の決勝競技が始まりました。

本日4レース目の男子50m平泳ぎで北島康介選手(コカ・コーラ)が早速日本新記録を樹立。

男子200m平泳ぎに向け「良いアップになった。(200m平泳ぎは)間違いなく世界トップレベルのレースが見られると思うので、期待してください。」とかなり気分も乗っているようです。

今大会の最終レースとなる男子200m平泳ぎに期待しましょう!

【日本選手権(25m)速報】男子50m平泳ぎ、200m平泳ぎで北島選手が予選トップ通過

日本選手権(25m)第2日目の予選競技が終了しました。

今日も午後のレースで日本新記録が期待されるレースが目白押しです。昨日の日本新記録で勢いに乗る男子平泳ぎの北島康介選手(コカ・コーラ)は50mでは日本記録にあと0.35と迫る27.07で泳ぎ、200mでは世界短水路王者の冨田尚弥選手(中京大学)との直接対決。記録にも期待がかかります。

また男子100m背泳ぎの古賀淳也選手(スウィン埼玉)は、昨日の50mのレース後も「調子は良い。前半50mを23秒台で入ったら、"これは!"と期待してください。」と語ってくれました。日本人初の100m背泳ぎ49秒台をターゲットに、やってくれることを期待しましょう!

女子では、昨日50mバタフライで中学新記録を更新した細田梨乃選手(KONAMI中央林間)は、100mバタフライでも中学新記録まであと0.10と迫る58.27で来ているので、期待がかかります。

今日も決勝レースから目が離せません!!

写真は13:30現在のプールです
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