TOBIUO JAPAN Journal

競泳日本代表チーム「トビウオジャパン」オフィシャルブログ

2012年05月

ヨーロッパ選手権:第2日目の結果

おはようございます。

ヨーロッパ選手権は2日目が終了しています。
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会場はこんな感じのようです。
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初日の競技開始前には、故Alexander Dale Oen選手(ノルウェー)の追悼も行われたそうです。

2日目の注目種目、準決勝は女子100m平泳ぎと男子200m個人メドレー。女子100m平泳ぎは、今シーズン好調のJennie Johansson選手(スウェーデン)が1:07.65でトップ通過。先日のドイツ選手権でも好記録を残しているSarah Poewe(ドイツ)が1:07.70で2位通過しています。男子200m個人メドレーでは、Laszlo Cseh選手(ハンガリー)が準決勝から1:57.80の好記録をマーク。

決勝では男子100m背泳ぎ、男子100m平泳ぎと男女50mバタフライ。男子100m背泳ぎは注目のHelge Meeuw選手(ドイツ)は記録を伸ばせず54.06で2位。Aristeidis Grigoriadis選手(ギリシャ)が53.86で優勝。男子100m平泳ぎは世界水泳上海銀メダリストのFabio Scozzoli選手(イタリア)が1:00.55で優勝しています。男子50mバタフライではこの種目世界記録保持者のRafael Munoz選手(スペイン)が一時期の低迷を脱し、23.16の好記録で優勝。女子50mバタフライのSarah Sjoestroem選手(スウェーデン)は25.64とスピードも付けて来ています。

以下、主な結果を掲載して行きます。

第2日目の主な結果
男子50mバタフライ【決勝】
Rafael Munoz(スペイン) 23.16①
Frederick Bousquet(フランス) 23.30②

女子100m自由形【準決勝】
Daniela Schreiber(ドイツ) 54.53①
Britta Steffen(ドイツ) 54.71②
Sarah Sjoestroem(スウェーデン) 55.14⑤

男子100m背泳ぎ【決勝】
Aristeidis Grigoriadis(ギリシャ) 53.86①
Helge Meeuw(ドイツ) 54.06②
Jeremy Stravius(フランス) 54.96⑦

女子50mバタフライ【決勝】
Sarah Sjoestroem(スウェーデン) 25.64①
Triin Aljand(エストニア) 25.92②

男子100m平泳ぎ【決勝】
Fabio Scozzoli(イタリア) 1:00.55①
Valeriy Dymo(ウクライナ) 1:00.68②

女子100m平泳ぎ【準決勝】
Jennie Johansson(スウェーデン) 1:07.65①
Sarah Poewe(ドイツ) 1:07.70②
Caroline Ruhnau(ドイツ) 1:08.01③

男子200m個人メドレー【準決勝】
Laszlo Cseh(ハンガリー) 1:57.80①
Simon Sjoedin(スウェーデン) 1:59.44②

女子200m背泳ぎ【決勝】
Alexianne Castel(フランス) 2:08.41①
Jenny Mensing(ドイツ) 2:09.55②

男子200m自由形【準決勝】
Dominik Kozma(ハンガリー) 1:47.59①
Tim Wallburger(ドイツ) 1:47.90②
Paul Biedermann(ドイツ) 1:47.92③

ヨーロッパ選手権の結果はこちらから
31st LEN EUROPEAN SWIMMING CHAMPIONSHIPS

代表第二次合宿ミーティング:アテネ五輪編

昨日のミーティングでは鈴木陽二コーチによるソウル五輪とバルセロナ五輪での金メダル獲得の裏側が語られました。

そして今日はアテネ五輪、北京五輪で北島康介選手を二大会連続二冠に導いた平井伯昌ヘッドコーチがアテネ五輪金メダル獲得までの過程を語ってくれました。北島選手の中学時代まで遡り、そこからアテネで金メダルを獲得するまでにどのように泳ぎが変わって行ったのか。そして本番ではどのようにレース展開を読んで行ったのか
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中学・高校時代の北島選手の貴重なレース映像も。
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継続的にレベルアップして行くためのレース展開。そのレース展開を実現するためのトレーニングアプローチとその循環。そしてライバル分析をした上で、自分のポジションを見極めて行く。

ひとつひとつのレースに意味があって大切だということ。ステップアップが重要だということが選手ひとりひとりに伝わっていたようです。

アテネ五輪100m平泳ぎ予選後の平井ノート。
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アテネ五輪200m平泳ぎ決勝後の平井ノート。
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そして昨日の鈴木コーチに続き、平井コーチはこんな言葉で締めてくれました。

『多くのことは、それ自体では不可能ごとに見える。
     だが、視点を変えるだけで、可能ごとになりうる。』
 ハンニバル

ヨーロッパ選手権:第1日目の結果

おはようございます。

トビウオジャパン含め、日本の選手たちはジャパンオープンに向けて調整中ですが、ロンドンオリンピックに向けて、ひとつ大きな指標となるヨーロッパ選手権が始まりました。ただ、有力選手全員が出ているわけでもなさそうです。

全般的にそれほどレベルは上がっていないようです。初日の注目種目、準決勝では、男子100m背泳ぎと男子100m平泳ぎの準決勝。男子100m背泳ぎは、ドイツ選手権では優勝を逃したHelge Meeuw選手(ドイツ)が53.80でトップ通過。フランス選手権で破れ五輪出場権を逃したJeremy Stravius選手(フランス)も出場しています。男子100m平泳ぎはDamir Dugonjic選手(スロベニア)が1:00.64でトップ。世界水泳上海銀メダリストのFabio Scozzoli選手(イタリア)は3位につけています。

決勝では女子400m個人メドレーと女子400mフリーリレー。女子400m個人メドレーでは、Katinka Hosszu選手(ハンガリー)が安定した強さを見せ4:33.76の好記録で優勝。2位のZsuzsanna Jakabos選手(ハンガリー)も4:35.68の好記録。女子400mフリーリレーでは、ドイツのアンカーDaniela Schreiber選手が引き継ぎ53.37の好記録で泳ぎ、スウェーデンを逆転して優勝しています。

以下、主な結果を掲載して行きます。

第1日目の主な結果
男子400m自由形【決勝】
Paul Biedermann(ドイツ) 3:47.84①
Gergo Kis(ハンガリー) 3:48.09②

女子50mバタフライ【準決勝】
Triin Aljand(エストニア) 26.20①
Sarah Sjoestroem(スウェーデン) 26.22②

男子100m背泳ぎ【準決勝】
Helge Meeuw(ドイツ) 53.80①
Aristeidis Grigoriadis(ギリシャ) 53.89②
Yakov Yan Toumarkin(イスラエル) 54.26③
Jeremy Stravius(フランス) 54.79⑦

女子400m個人メドレー【決勝】
Katinka Hosszu(ハンガリー) 4:33.76①
Zsuzsanna Jakabos(ハンガリー) 4:35.68②
Zavadova Barbora(チェコ) 4:38.07③
Stina Gardell(スウェーデン) 4:38.46④

男子100m平泳ぎ【準決勝】
Damir Dugonjic(スロベニア) 1:00.64①
Mattia Pesce(イタリア) 1:00.72②
Fabio Scozzoli(イタリア) 1:00.90③

女子200m背泳ぎ【準決勝】
Alexianne Castel(フランス) 2:09.03①
Jenny Mensing(ドイツ) 2:09.49②

男子50mバタフライ【準決勝】
Milorad Cavic(セルビア) 23.41①
Andriy Govorov(ウクライナ) 23.43②
Amaury Leveaux(フランス) 23.51③

女子400mフリーリレー【決勝】
ドイツ(B.Steffen/S.Lippok/L.Vitting/D.Schreiber) 3:37.98①
スウェーデン(I.Marko-Varga/M.Coleman/S.Sjoestroem/G.Fagundez) 3:38.40②
イタリア(A.Mizzau/F.Pellegrini/E.Buratto/E.Ferraioli) 3:39.84③

男子400mフリーリレー【決勝】
フランス(A.Leveaux/A.Bernard/F.Bousquet/J.Stravius) 3:13.55①
イタリア(A.Rolla/M.Orsi/M.Santucci/F.Magnini) 3:14.71②
ロシア(V.Syrnikov/O.Tikhobaev/N.Konovalov/V.Andrusenko) 3:15.13③

ヨーロッパ選手権の結果はこちらから
31st LEN EUROPEAN SWIMMING CHAMPIONSHIPS

宮崎県からの激励と差し入れ!

キャプテン・松田丈志選手の地元宮崎県からおいしい差し入れが入りました。

宮崎県の特産物である「太陽のたまご」(マンゴー)20個と「宮崎牛」10kg!
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松田選手がロンドン五輪代表を決め、宮崎県庁を表敬訪問し「キャプテンは何をするの?」と質問されたところからこの話題になったそうです。「特産物のマンゴーと宮崎牛でも振る舞えば、他の選手たちにも大きな顔が出来る!」という松田選手の念願が叶い、今日の贈呈式となりました。
宮崎2


普段はご自分でもトライアスロンをされるという宮崎県知事の河野俊嗣氏からは、おいしい特産品だけでなくロンドンオリンピックに向けて心強い激励をいただきました。

河野知事から「太陽のたまご」を受け取る松田選手
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JA宮崎経済連代表理事会長の羽田正治氏より「宮崎牛」を受け取る寺川選手
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待ちに待った試食会!完熟マンゴーの味は最高だったようです。
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最後は河野知事とJA宮崎羽田さんと記念撮影。ごちそうさまでした!
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「太陽のたまご」と「宮崎牛」で力を蓄え、また頑張って行きます。

注)合宿中こんなことも合間で行われていますが、みんな練習はしっかり頑張っています!!

代表第二次合宿ミーティング:ソウル〜バルセロナ五輪編

練習の合間を縫って、連日ミーティングも行われています。

金メダルを獲った過程をソウル〜バルセロナ五輪、アテネ〜北京五輪に分けて、金メダリストを輩出した鈴木陽二コーチ、平井伯昌コーチに様々なエピソードを交えて解説してもらっています。昨日の集合時に、平井コーチが北京五輪のお話を少しだけしてくれましたが、本日は鈴木コーチからソウル〜バルセロナ五輪のお話をしていただきました。

DVDでは若かりし日の鈴木陽二コーチの映像も!
鈴木2


1988年ソウル五輪、鈴木大地選手が予選から決勝に向かったときの秘話も語られました。
鈴木3


敵は我にあり、日本人金メダリストのレースはほとんどが逆転で紙一重の差での勝利。
鈴木4


そして最後に鈴木コーチが締めに綴ったフレーズ

「不可能の反対語は可能ではなく"挑戦"である」ジャッキー・ロビンソン

明日は平井コーチのアテネ五輪編!

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