最終日のスタートは女子の1500m自由形と男子の800m自由形。
女子1500m自由形で最初に飛び出したのは、中学生の青木虹光選手(県央SS)でした。300mには小堀倭加選手(セントラル戸塚/日本大学)が追いつき、400mには逆転。そのまま快調に飛ばす小堀選手に、高校生の難波実夢(MGニッシン/天理高校)や青木選手も頑張って食らいつきます。
結果、16分16秒27で優勝したのは小堀選手。難波選手が2位に、そして日本中学新記録で青木選手が16分25秒62で3位に入りました!
男子800m自由形は、200mでトップに立った竹田涉瑚選手(オーエンス)がスピードに乗った泳ぎを見せ、7分50秒57の好タイムで優勝! 日本記録にあとコンマ数秒にまで迫る快泳を披露してくれました。
女子50m自由形は、スタートから飛び出した大本里佳選手(ANAイトマン)がそのリードを最後まで守り切り、24秒75の自己ベストで優勝! 日本歴代2位の好記録です。2位には池江璃花子選手(ルネサンス/日本大学)が24秒91の日本学生新記録を樹立して入り、五十嵐千尋選手(T&G/JSS)が24秒99で3位に入りました。3人が24秒台というハイレベルなレースでした。
男子50m自由形では、最後まで横一線の展開。そのなかで優勝したのは22秒03で坂井孝士郎選手(塚口SS/鹿児島県体育協会)。その坂井選手から4位の塩浦慎理選手(イトマン東進)までが0秒1差という大接戦でした。
女子200m背泳ぎは、先行する酒井夏海選手(スウィン美園/東洋大学)をラスト50mで古林毬菜選手(京急電鉄)が逆転。2分10秒02で優勝を果たしました!
男子200m背泳ぎでは、ベテランの入江陵介選手(イトマン東進)が100mから快調に飛ばし、1分56秒52で優勝。今大会100mに続いての2冠です! 2位には坂井聖人選手(SEIKO)が1分58秒90で入りました。
女子100mバタフライは最後の最後に逆転した飯塚千遥選手(筑波大学)が58秒37で優勝! 長谷川涼香選手(東京ドーム/日本大学)が58秒68で2位に、3位には200mを制した牧野紘子選手(東京ドーム/早稲田大学)が58秒77で入りました。
上位4人が51秒台と、徐々に全体のレベルが上がってきた男子100mバタフライを制したのは、前半を23秒69で折り返した川本武史選手(TOYOTA)。自己ベストとなる51秒28で先行逃げ切りで勝ちきりました! 2位は51秒34で水沼尚輝選手(新潟医療福祉大学職員)、3位には松元克央選手(セントラルスポーツ)が51秒47で入りました。
女子200m平泳ぎでは、先行する渡部香生子選手(JSS)がそのまま最後まで逃げ切って、2分24秒15で優勝を果たしました。
世界記録を上回るハイペースで展開した男子200m平泳ぎ。そのレースを牽引していたのは、佐藤翔馬選手(東京SC/慶應義塾大学)。「今日は前半を控えめに、後半上げるつもりでした」と言いつつも、渡辺一平選手(TOYOTA)とともに、日本記録、世界記録を上回るペースで展開。ラスト50m、キツくなったところでも泳ぎのテンポを落とさず泳ぎ切った佐藤選手が、自身二度目となる2分06秒台をマーク。2分06秒74で優勝し、100mと合わせて2冠です! 渡辺選手は2分07秒54で2位となりました。
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