女子100m自由形は、白井璃緒選手(ミズノ)が後半の強さを見せ、ただ一人の52秒台となる52秒85で優勝! 白井選手はそのあとの女子100m背泳ぎにも出場。こちらは前半から積極的に攻めるレース展開を見せ、2位以下に1秒以上の差をつける56秒91をマークして優勝。これで2冠達成です!
男子100m自由形では、最後まで接戦だったレースを松元克央選手(ミツウロコ/三菱養和SS)が46秒85で制しました!
さらに松元選手は男子400m自由形にも出場。こちらは1500m自由形で短水路日本記録を更新した竹田涉瑚選手(オーエンス)と接戦を繰り広げます。竹田選手リードで迎えた最終局面、ラスト50mでその差を一気に詰めた松元選手が逆転勝利。3分40秒05で優勝し、今大会3冠です! 竹田選手は3分40秒21で2位となりました。
女子50m平泳ぎは、初日に100mで短水路日本記録を樹立した青木玲緒樹選手(ミズノ)が29秒59で優勝。日本記録まではあと100分の2秒と惜しいレースでしたが、青木選手は100mと合わせて2冠です!
そしてこのレースでは、斎藤千紘選手(セントラル目黒/早稲田大学)が30秒04の短水路日本学生新記録を樹立して3位に入りました!
男子50m平泳ぎは、8人がまさに横一線のレースを展開。最後は日本雄也選手(アクアティック/近大クラブ)と新山政樹選手(自衛隊)のふたりが同着優勝。記録は26秒26で、日本選手はこれで100mに続く2冠です!
男子100m背泳ぎは入江陵介選手(イトマン東進)が、こちらも日本記録に迫る好記録をマーク。惜しくも100分の4秒届かなかったものの、49秒69で優勝し、入江選手も2冠です。
女子200m個人メドレーは大橋悠依選手(イトマン東進)がバタフライからリードを奪い、そのまま安定した大きな泳ぎで逃げ切ってフィニッシュ。2分07秒09で優勝を飾っています。
この種目は2位に入った成田実生選手(金町SC)は高校1年生、そして3位だった中嶋碧選手(ナントSC)は中学3年生と、若手の勢いが出てきている種目です。
男子200m個人メドレーを制したのは、瀬戸大也選手(TEAM DAIYA)。バタフライで飛び出す本多灯(日本大学)を背泳ぎで逆転し、また自由形で本多選手の追い上げも振り切り、瀬戸選手が1分51秒83で優勝を飾りました。本多選手は1分51秒97の2位に入っています。
女子100mバタフライは非常に珍しいレースに。優勝は男子50m平泳ぎのように、相馬あい選手(ミキハウス)と津田萌咲(新潟医療福祉大学)のふたりが56秒71の同着優勝。それだけではなく、実は50mの折り返しのタイムも26秒56の同タイム。最初から最後までふたりの競り合う様子は見応えのあるレースでした。
それだけではなく、3位は内田かりん選手(神奈川大学/フィッツ青葉)、大嶋千桜(イトマン/四條畷学園高校)のふたりが57秒01の同着という、まさに珍しい同着が二組というレースとなりました。
男子100mバタフライは、最後の最後で1レーンの田中優弥選手(新潟医療福祉大学職員)が逆転。49秒72で優勝を果たしています。
女子400m自由形は難波実夢選手(JSS/近畿大学)が前半から周囲を大きく引き離す泳ぎで、4分00秒97の好タイムで優勝を果たし、今大会2冠です!
8人中7人が高校生という、若手の勢いあるレースが魅力だった女子200m平泳ぎ。このレースを2分21秒36で制したのは、楠田夢乃選手(藤村SS/藤村女子高校)でした。
今大会を締めくくるのは、男子200m平泳ぎ。前半から攻める渡辺一平選手(TOYOTA)。それに食らいつくかたちでピタリとマークしていた瀬戸選手は、150mで渡辺選手の前に出ると、ふたりが同時にラストスパート。最後まで接戦を繰り広げたこのレースは、瀬戸選手に軍配が上がりました。記録は2分01秒63。渡辺選手は瀬戸選手から遅れることたったの100分の7秒、2分01秒70で2位となりました。
そして今大会、最も高いレベルの記録(FINAポイントで高得点)を出した選手に贈られるJOC杯は、男子は本多選手、女子は青木選手にそれぞれ授与されました。
今大会は2日間を通して、10の新記録が誕生。
夏が終わり、徐々に選手たちも次のシーズンに向けてスタートを切り始める時期になりました。
これからの選手たちの活躍にもぜひ注目してください!
2日間、応援ありがとうございました!
スタートリスト・リザルトはこちらです!
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