競泳第6日目。トビウオジャパンにとって今大会の山場を迎えます。本日行われる決勝には、多いにメダルの期待がかかる男子200m背泳ぎの入江陵介選手(イトマンSS)と男子200m平泳ぎの北島康介選手(日本コカ・コーラ)が出場します。また、今朝行われた予選に出場した種目は全て準決勝と決勝に進出。100mバタフライでは力を出しきれなかった加藤ゆか選手(東京SC)も50mバタフライではまずまずの泳ぎ。100mバタフライの藤井拓郎選手(KONAMI)は予選から好調で51秒台をマーク。2位で準決勝へ進出。200m背泳ぎの酒井志穂選手(ブリヂストン)は、余裕のある泳ぎで8位。ここまで3選手全員が準決勝進出です。

そして決勝種目は以下の5種目。

男子200m背泳ぎ
今大会初の日本人2名決勝進出。入江陵介選手(イトマンSS)と渡邉一樹選手(セントラルスポーツ)が出場します。この種目は、なんと言っても100mで初めてのメダルを獲得し、好調の入江選手と昨日200m個人メドレーで世界新記録を出し勢いに乗っているライアン・ロクテ選手(米国)の対決に注目が集まります。前半が強く、ターン後のバサロキックを得意とするロクテ選手に、入江選手は出来るだけ少ない差で150mのターンを迎えたいところ。ラスト勝負になれば、きっとやってくれるはずです。

男子200m平泳ぎ
準決勝では、遂に自分の泳ぎを取り戻した北島康介選手(日本コカ・コーラ)。冨田選手が準決勝で敗退してしまっただけに、北島選手への期待も高まります。この種目はダニエル・ギュルタ選手(ハンガリー)が最大のライバル。北島選手が前半から抜け出して、そのままゴールというのが理想的な展開です。

個人種目で金メダルを獲ればロンドン五輪内定。この両種目の結果には、大注目です!

女子200m平泳ぎ
この種目1本に懸けてきた金藤理絵選手(Jaked Elite Team)が1コースで出場します。レベッカ・ソニ選手が飛び出す展開が予想されますが、その後ろは混戦になりそうです。金藤選手も落ち着いて自分の泳ぎをすればメダルも見えてきます。

男子800mフリーリレー
予選では、チーム内での選考もかかっていたレースで4名が力を出し切り、見事2位で決勝に進出。他国も決勝ではタイムを上げてくると思われますが、強豪の米国、中国、豪州、ドイツにどこまで食い下がれるか。注目です。

いよいよ大注目の6日目が始まります。日本に少しでも力を与えられるよう、トビウオジャパンが頑張ります!