最終日の決勝が終了しました。堀畑裕也選手(日本体育大学)がライアン・ロクテ選手(米国)、タイラー・クラリー選手(米国)に続き、日本新記録で見事銅メダルを獲得しました。チャンスをものにする勝負強さが光りました。宮本陽輔選手(鹿屋体育大学)は残念ながら昨日樹立した日本新記録更新なりませんでした。大会最終種目となった男子400mメドレーリレーでは、大接戦の末、米国、豪州、ドイツに破れ惜しくもメダルを逃しました。しかし来年に向けての手応えを十分に感じることが出来た素晴らしいレースだったと思います。

男子400m個人メドレー
堀畑裕也(日本体育大学) 4:11.98③ 日本新/銅メダル獲得

男子1500m自由形
宮本陽輔(鹿屋体育大学) 15:20.67⑧

男子400mメドレーリレー
日本(入江/北島/藤井/日原) 3:32.89④


選手のコメント
堀畑裕也:
運に恵まれた。シェー選手(ハンガリー)、ペレイラ選手(ブラジル)が棄権した中で、チャンスを物に出来たことは嬉しい。いつもは凄く緊張するが、リラックスして気持ち良く泳げた。途中で気が抜けてしまうと行けないと思い、周りに誰もいなくても最後まで泳ぎ切ることに集中した。歴代の先輩たちが決勝に進んでいた中で、前回大会では決勝進出を逃した。日本の個人メドレーの強さを見せたいと思っていた。来年は2人の選手もいる中で戦わなければならないので、まだまだメダル獲得のレベルまでは行っていない。向上心を持って練習に励みたい。

宮本陽輔:
自分のペースで入ったつもりだったが、200m〜300mくらいで離され、腕をいくら回しても追いつけなかった。世界との差を痛感した。1500mを2本泳ぐことへの甘さを感じたのと、どんどん苦しくなっても相手との差が詰まらず、身体の感覚と心の感覚が違った。(2本泳がなければいけないので)少なくとも今の倍の体力を付けなければならない。そのためのトレーニングをしていきたい。

北島康介:
俺が足引っ張った。でもチームとしてまだ上がる見込みがある。個々がレベルアップしてきているので、心強い。

日原将吾:
前半力まないように意識したが、後半追い込まれた。周りを気にしないで泳いだが、200m自由形の4番手で来ている中でリレー3種目を泳がせていただけて貴重な経験になった。世界との差を痛感した。


これで世界水泳上海の全競技が終了しました。メダル獲得数は銀4、銅2の計6つ。「金メダルを含む5つ以上のメダル」という目標をかかげて臨んだ試合ですが、残念ながら金メダルを獲得することは出来ませんでした。しかし、これは必ずしも悲観ばかりの結果ではありません。

勝負しに行って惜しくも逃した種目もいくつかあり、「来年までに何をしなければならないのか」ということが明確になりつつあると思います。個々が課題を持ち、またチームとしても課題を持って、この1年間を過ごして行き、来年のロンドン五輪に備えることがメダル獲得への鉄則です。今回の世界水泳上海では、これまで競泳に関わっている方からも全く興味のなかった方からもたくさんの応援をいただきました。

今後もトビウオジャパンは前に進み続けます。来年のロンドン五輪で最高の結果を出せるよう、メンバーひとりひとりが自覚を持って強化に取り組みたいと思います。

皆様、本当にたくさんの応援ありがとうございました!