第90回日本選手権水泳競技大会の第2日目が終了しました。

本日のハイライトは最終種目の男子100m背泳ぎ。昨年は苦しい思いをした入江陵介選手(イトマン東進)が、萩野公介選手(東洋大学)の追随を寄せ付けず、今シーズン世界ランキングトップとなる52秒57の好記録で優勝!久しぶりの快心のレースに素直に喜びながらも「狙っていたタイム通り。前半から積極的に入って、自分のレースに集中していた。昨年は苦しい時期もあったが、自分を信じて来て良かった。まず今年はパンパシとアジア大会に向けてもう一度日本記録を狙える位置まで来たので、この泳ぎをしっかり固めてもっともっと良いタイムを狙って行きたい。」と冷静に分析するコメントも印象的でした。
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男子100m背泳ぎで入江選手に破れはしたものの、53秒08という好記録で2位に入った萩野公介選手(東洋大学)は「入江選手の52秒5は凄い。自分が絶好調でも出せるタイムではないので本当に凄いと思う。ただ自分の記録も思っていたより良かった。スピードも出ていると思うので、明日のレースに繋がる泳ぎが出来たと思う。」とライバルながら先輩の泳ぎに脱帽。
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萩野選手はこの100m背泳ぎの約20分前に男子200m自由形も1分45秒89で制し「余力を残して51秒台で入れたので自分としては良いレースが出来た。(夏には)更に速く入って後半も粘れるようにして行きたい。」とこの種目に関しても手応えを感じているようでした。


女子400m個人メドレーではバタフライから積極的に飛び出した大学4年生の清水咲子選手(日本体育大学)が大幅に自己ベストを更新する4分36秒86の好記録で初優勝!「日本選手権で優勝出来るとは思っていなかったので、夢のよう。日体大の選手としては最後の日本選手権だったので、悔いのないレースをしようと思っていた。狙っていたタイムだったが本当にこんな記録が出るとは思っていなかったので驚いた。夏の国際大会では14年間破られていない日本記録を必ず破りたい。」と喜びを表現しつつ、次への目標を語ってくれました。
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そして女子50m平泳ぎでは鈴木聡美選手(ミキハウス)が31秒30の日本新記録をマークして優勝。派遣標準記録には届かなかったものの「素直に嬉しい。」と語り、こちらも手応えを感じたようです。
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入江選手の好記録で会場も熱気を帯びた第2日目。明日以降の後半2日間にも期待しましょう!

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