先週行われた各国での選手権で好記録が出ています。昨日はオランダ、英国、スペインでの結果を紹介しましたが、今日も海外トップスイマーの結果をチェックしておきます。

【南アフリカ選手権】
男子200mバタフライのロンドン五輪金メダリストChad Le Clos選手は1分54秒56で世界ランキングトップ。瀬戸大也選手も日本選手権決勝前、この記録を意識したコメントがありました。Le Clos選手はこのほか、男子100mバタフライで52秒14、200m個人メドレーで1分57秒94とまだまだ100%という雰囲気ではありませんが、世界トップレベルの記録を出しています。また、こちらもロンドン五輪金メダリストのCameron van der Burgh選手は男子100m平泳ぎで59秒50の今期世界ランキング2位。やはり実力者がランキング上位に付けています。

【フランス選手権】
ロンドン五輪では男子400mフリーリレーを制したフランス。男子100m自由形では前半を22秒97で入ったFlorent Manaudou選手が48秒69で優勝。2位にはMehdy Metella選手で48秒72、3位は0秒01差の48秒73でFabien Gilot選手と48秒台が揃っています。また注目の男子100m背泳ぎではCamille Lacourt選手が53秒59で泳いだ準決勝より少し記録を落とし53秒73で優勝。Jeremy Stravius選手は53秒86で2位。Lacourt選手は50m背泳ぎで24秒37の好記録をマーク。女子ではCamille Muffat選手が200m自由形で1分57秒05、400m自由形で4分07秒14。

【イタリア選手権】
自由方長距離が強いイタリアは男子1500m自由形でGregorio Paltrinieri選手が14分44秒50の好記録をマーク。また女子200m自由形ではFederica Pellegrini選手が1分55秒69とこの時期にして強さを見せています。

【ニュージーランド選手権】
近年、着々と力を付けて来ているニュージーランドは女子自由形のエースLauren Boyle選手が200m自由形で1分57秒67、400m自由形で4分06秒08など充実しています。また男子400m自由形ではMatthew Stanley選手が3分47秒90と力を付けています。男子100m平泳ぎではGlenn Snyders選手が1分00秒39、200m平泳ぎでは2分11秒07と実力通り優勝しています。

今年は世界大会がない中間年。しかしヨーロッパ選手権、パンパシフィック選手権、コモンウェルス大会、アジア大会など地域別の国際大会は多く行われ、世界ランキングの変動も気になる1年となりそうです!