第91回日本選手権水泳競技大会第6日目の競技が終了しました。
最終日の本日は10種目の決勝が行われました。注目の女子200m平泳ぎは予想通りのハイレベルな争いとなり渡部香生子選手(JSS立石)が2:20.90の好記録で今大会4冠を達成。実力を発揮した金藤理絵選手(Jaked)も2:21.90の好記録で派遣標準記録を突破して2位。男子100mバタフライで藤井拓郎選手(コナミスポーツクラブ)が派遣標準記録を突破する51.77で優勝!2位の川本武史選手(中京大学)も51.89で派遣標準記録を突破。また女子400m個人メドレーでは清水咲子選手(ミキハウス)が日本記録に迫り派遣標準記録を突破。最終種目の男子400m個人メドレーは予想通り萩野公介選手(東洋大学)と瀬戸大也選手(JSS毛呂山)のデッドヒートとなり、最後は自由形を得意とする萩野選手が逃げ切りこの種目4連覇で今大会4冠を達成。また女子100m自由形では池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が54秒76、女子200m平泳ぎでは今井月選手(本巣SS)が2分23秒55の中学新記録を樹立。
【決勝】
女子1500m自由形では菊池優奈選手(東洋大学)が昨日800m自由形を制した佐藤千夏選手(スウィン大教)を抑え初優勝。男子1500m自由形では日本記録そして派遣標準記録を狙い平井彬嗣選手(明治大学)が積極的にレースを展開。しかし派遣標準記録には惜しくも届かず、悔しい優勝となりました。
女子100m自由形では日本新にも期待のかかった内田美希選手(東洋大学)が「25秒台で入らないと派遣標準は切れない」と前半を予定通り25秒台で折り返すと、松本弥生選手(ミキハウス)、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)らを振り切り優勝。54.15で自己ベストこそ出たものの目標としていた日本記録と派遣標準記録には届かず「日本新を狙っていたので悔しい」とコメント。松本選手が54.34と迫り、3位の池江選手は54秒76の中学新記録を樹立。山口美咲選手(イトマン)も54秒台で4位に入り、世界水泳カザンではリレーでもレベルの高い争いが期待されます。
(写真:フォート・キシモト)
男子100m自由形は準決勝トップの塩浦慎理選手(イトマン東進)が23.23で飛び出し、そのまま逃げ切るかに思われましたが、後半が持ち味の中村克選手(早稲田大学)がラスト5mで塩浦選手を捕らえ、見事な逆転で日本選手権初優勝。
(写真:フォート・キシモト)
ラスト大接戦となった女子200m背泳ぎはアジア大会金メダリストの赤瀬紗也香選手(日本体育大学)が0.05秒差でチームメイトの川除結花選手(日本体育大学)、0.08秒差で中学2年生の酒井夏海選手(スウィン南越谷)から逃げ切り優勝。
手に汗握る好レースとなった男子100mバタフライは前半50mをセンターレーンの川本武史選手(中京大学)が飛び出す展開。しかし百戦錬磨の藤井拓郎選手(コナミスポーツクラブ)がジワジワと詰め寄ると勝負所のラスト10mで川本選手に並びかけ、最後はタッチ差で優勝。藤井選手が51.77、川本選手が51.89で共に派遣標準記録を突破。今回のレースには進退を懸けて臨んだ藤井選手は「毎年この種目はレベルアップしていて、なかなか簡単には勝たせてもらえないが、負けるようでは最後だという気持ちでレースに臨んでいる。勝てて嬉しい。」と率直な気持ちを語りました。
(写真:フォート・キシモト)
注目の集まった女子200m平泳ぎでは日本新記録を狙った渡部香生子選手(JSS立石)が前半から飛び出し、ラストはこそペースは落ちたものの日本記録まで0.18秒と迫る2:20.90の自己ベストをマークし今大会4冠を達成。「レースが続き、精神的にもキツい中で4冠を達成出来たことは嬉しい」とコメント。また2位には実力者・金藤理絵選手(Jaked)が2:21.90の好記録で入り、初代表を狙った中学3年生・今井月選手(本巣SS)は2分23秒55の中学新記録を樹立しながらも惜しくも届かず、悔し涙を流しました。
(写真:フォート・キシモト)
女子50mバタフライは今大会で台風の目となった池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が26.49で日本選手権初優勝。池江選手はこの種目では予選で中学新、100m自由形決勝でも中学新を樹立し、200m平泳ぎで中学新を樹立した今井月選手(本巣SS)と共に記念撮影。
(写真:フォート・キシモト)
女子400m個人メドレーでは平泳ぎまで日本記録ペースで泳いだ清水咲子選手(ミキハウス)が日本記録には届かなかったものの、派遣標準記録を突破する4:36.12で優勝。世界水泳カザンへの切符を手にしました。
(写真:フォート・キシモト)
今大会最終種目となった男子400m個人メドレーは予想通り萩野公介選手(東洋大学)と瀬戸大也選手(JSS毛呂山)のデッドヒート。バタフライでは瀬戸選手、背泳ぎでは萩野選手、平泳ぎでは再び瀬戸選手とラップを奪い合う展開。最後は自由形を得意とする萩野選手が抜け出し、この種目4連覇で今大会4冠を達成。今年の夏、世界水泳カザンでの2選手の活躍が期待されます!
(写真:フォート・キシモト)
今大会も全競技が終了しました。いよいよ明日は世界水泳カザンと光州ユニバーシアード大会の代表選手が発表されます!
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第91回日本選手権水泳競技大会
最終日の本日は10種目の決勝が行われました。注目の女子200m平泳ぎは予想通りのハイレベルな争いとなり渡部香生子選手(JSS立石)が2:20.90の好記録で今大会4冠を達成。実力を発揮した金藤理絵選手(Jaked)も2:21.90の好記録で派遣標準記録を突破して2位。男子100mバタフライで藤井拓郎選手(コナミスポーツクラブ)が派遣標準記録を突破する51.77で優勝!2位の川本武史選手(中京大学)も51.89で派遣標準記録を突破。また女子400m個人メドレーでは清水咲子選手(ミキハウス)が日本記録に迫り派遣標準記録を突破。最終種目の男子400m個人メドレーは予想通り萩野公介選手(東洋大学)と瀬戸大也選手(JSS毛呂山)のデッドヒートとなり、最後は自由形を得意とする萩野選手が逃げ切りこの種目4連覇で今大会4冠を達成。また女子100m自由形では池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が54秒76、女子200m平泳ぎでは今井月選手(本巣SS)が2分23秒55の中学新記録を樹立。
【決勝】
女子1500m自由形では菊池優奈選手(東洋大学)が昨日800m自由形を制した佐藤千夏選手(スウィン大教)を抑え初優勝。男子1500m自由形では日本記録そして派遣標準記録を狙い平井彬嗣選手(明治大学)が積極的にレースを展開。しかし派遣標準記録には惜しくも届かず、悔しい優勝となりました。
女子100m自由形では日本新にも期待のかかった内田美希選手(東洋大学)が「25秒台で入らないと派遣標準は切れない」と前半を予定通り25秒台で折り返すと、松本弥生選手(ミキハウス)、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)らを振り切り優勝。54.15で自己ベストこそ出たものの目標としていた日本記録と派遣標準記録には届かず「日本新を狙っていたので悔しい」とコメント。松本選手が54.34と迫り、3位の池江選手は54秒76の中学新記録を樹立。山口美咲選手(イトマン)も54秒台で4位に入り、世界水泳カザンではリレーでもレベルの高い争いが期待されます。
(写真:フォート・キシモト)
男子100m自由形は準決勝トップの塩浦慎理選手(イトマン東進)が23.23で飛び出し、そのまま逃げ切るかに思われましたが、後半が持ち味の中村克選手(早稲田大学)がラスト5mで塩浦選手を捕らえ、見事な逆転で日本選手権初優勝。
(写真:フォート・キシモト)
ラスト大接戦となった女子200m背泳ぎはアジア大会金メダリストの赤瀬紗也香選手(日本体育大学)が0.05秒差でチームメイトの川除結花選手(日本体育大学)、0.08秒差で中学2年生の酒井夏海選手(スウィン南越谷)から逃げ切り優勝。
手に汗握る好レースとなった男子100mバタフライは前半50mをセンターレーンの川本武史選手(中京大学)が飛び出す展開。しかし百戦錬磨の藤井拓郎選手(コナミスポーツクラブ)がジワジワと詰め寄ると勝負所のラスト10mで川本選手に並びかけ、最後はタッチ差で優勝。藤井選手が51.77、川本選手が51.89で共に派遣標準記録を突破。今回のレースには進退を懸けて臨んだ藤井選手は「毎年この種目はレベルアップしていて、なかなか簡単には勝たせてもらえないが、負けるようでは最後だという気持ちでレースに臨んでいる。勝てて嬉しい。」と率直な気持ちを語りました。
(写真:フォート・キシモト)
注目の集まった女子200m平泳ぎでは日本新記録を狙った渡部香生子選手(JSS立石)が前半から飛び出し、ラストはこそペースは落ちたものの日本記録まで0.18秒と迫る2:20.90の自己ベストをマークし今大会4冠を達成。「レースが続き、精神的にもキツい中で4冠を達成出来たことは嬉しい」とコメント。また2位には実力者・金藤理絵選手(Jaked)が2:21.90の好記録で入り、初代表を狙った中学3年生・今井月選手(本巣SS)は2分23秒55の中学新記録を樹立しながらも惜しくも届かず、悔し涙を流しました。
(写真:フォート・キシモト)
女子50mバタフライは今大会で台風の目となった池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が26.49で日本選手権初優勝。池江選手はこの種目では予選で中学新、100m自由形決勝でも中学新を樹立し、200m平泳ぎで中学新を樹立した今井月選手(本巣SS)と共に記念撮影。
(写真:フォート・キシモト)
女子400m個人メドレーでは平泳ぎまで日本記録ペースで泳いだ清水咲子選手(ミキハウス)が日本記録には届かなかったものの、派遣標準記録を突破する4:36.12で優勝。世界水泳カザンへの切符を手にしました。
(写真:フォート・キシモト)
今大会最終種目となった男子400m個人メドレーは予想通り萩野公介選手(東洋大学)と瀬戸大也選手(JSS毛呂山)のデッドヒート。バタフライでは瀬戸選手、背泳ぎでは萩野選手、平泳ぎでは再び瀬戸選手とラップを奪い合う展開。最後は自由形を得意とする萩野選手が抜け出し、この種目4連覇で今大会4冠を達成。今年の夏、世界水泳カザンでの2選手の活躍が期待されます!
(写真:フォート・キシモト)
今大会も全競技が終了しました。いよいよ明日は世界水泳カザンと光州ユニバーシアード大会の代表選手が発表されます!
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