日本選手権兼リオ五輪代表選手選考会開幕をいよいよ明日に控え、本日は選考会仕様に模様替えした辰巳国際水泳場にて、大会前日の公式練習が行われました。今大会はプールサイドにも仮設スタンドが立てられ、会場一帯となって選手たちを後押しする雰囲気が醸成されそうです。
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さて、4年に1度の夢舞台を目指す選手たちが凌ぎを削るオリンピック選考会では毎回ドラマが生まれます。人生を懸けた戦いを前に緊張感が漂う選考会ですが、今日の辰巳も程よい緊張感に包まれ、選手たちは充実した良い表情をしていました。
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注目の選手たちは続々とミックスゾーンにて取材対応。
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5回目のオリンピック代表入りを目指す33歳の北島康介選手(日本コカ・コーラ)は「過去と比べることなく、今出来る最高の泳ぎをすること。誰もがみんなオリンピックに行きたいと思っているし、僕もその1人。」とオリンピックを目指す純粋な気持ちがコメントにも現れ、迷いは全くありません。
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2015年度下期には中学生ながら日本新記録を連発し、一躍注目を浴びる存在となった高校1年生の池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)は4種目にエントリー。「出る種目全てを全力で泳ぎ、全ての種目でオリンピック代表入りしたい。」と冬場はグアムでの泳ぎ込みで更にパワーアップし、緊張した表情を見せながらも日焼けした肌からも充実感を漂わせていました。
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大会初日となる明日、早速決勝競技が行われる女子400m個人メドレーに出場する清水咲子選手(ミキハウス)はリオで世界と戦うことを見据え、派遣標準記録、自身の持つ日本記録を超える4分32秒〜33秒をターゲットタイムとしていることを公言。

同じく大会初日の派遣標準記録突破に期待がかかる男子400m自由形の江原騎士選手(自衛隊)。2月のコナミオープンでは200m自由形で好記録を出し、短水路では400m自由形の日本新記録を樹立し、継続して充実したトレーニングが詰めたようです。2014年パンパシでは世界を驚かせた坂田怜央選手(イトマン近大)の爆発にも注目です。
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そして既にリオ五輪代表が内定している3選手を除き、今大会で最初の決勝種目男子400m個人メドレーでの代表入り最有力である萩野公介選手(東洋大学)は「いよいよ来た。この緊張感が堪らないですね。」と4年に1度の緊張感をも楽しんでいるようです。平井伯昌コーチも萩野選手の好調さには太鼓判。一方、世界チャンピオンの瀬戸大也選手(JSS毛呂山)は「世界選手権は勝っているが日本選手権では勝てていない。4年前は悔しいレースだったのでその借りを返すようなレースをしたい。」と意気込みを語っています。最初の決勝種目から日本新記録コールが聞けることを楽しみにしましょう。
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いよいよ日本選手権兼リオデジャネイロ五輪選考会まであと1日!

JAPAN SWIM 2016 | 第92回日本選手権水泳競技大会 競泳競技 兼 第31回オリンピック競技大会代表選手選考会