本日より第92回日本選手権水泳競技大会 競泳競技 兼 第31回オリンピック競技大会(リオデジャネイロ/2016)代表選手選考会がスタートしました!

7日間の熱い戦いが辰巳国際水泳場にて幕を開け、初日の予選から女子100mバタフライでは池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が58秒14の高校新記録をマーク。また、男子400m個人メドレーでは萩野公介選手(東洋大学)が4分09秒80、北島康介選手(日本コカ・コーラ)が1分00秒07の好記録で予選トップ通過。さすがは4年に1度のオリンピック選考会というピリっとした雰囲気で、午前中からレベルの高いレースが続いてます。本日の決勝・準決勝種目も楽しみです。
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予選の各種目を選手たちのコメント共に振り返ります。

【男子400m個人メドレー】
予選から萩野公介選手(東洋大学)と瀬戸大也選手(JSS毛呂山)が隣同士。萩野選手は前半から日本記録ペースを上回るハイペース。後半は余裕の泳ぎで4分09秒80の好記録。「身体がしっかり動いている。背泳ぎはまだまだだが、後半は余裕のある泳ぎが出来た。決勝はもっと厳しいレースになるのでしっかり記録を上げて行きたい」
瀬戸選手は「思うような泳ぎが出来なかった。今の段階では戦えていないので決勝ではしっかり集中して臨みたい。」

【女子100mバタフライ】
予選から池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が高校生としての初レースで58秒14の高校新記録を樹立。「昨年予選落ちのトラウマがあったので、前半から積極的に行ってトップ通過を狙っていた。予選59秒前半、準決58秒、決勝で自己ベストというプランだった。もう少し記録を狙える。」
また池江選手の隣を泳いだ星奈津美選手(ミズノ)も58秒87の好記録。「めずらしく自分の感覚よりも記録が速かった。朝から今までにないタイム。」と好調のようです。

【男子400m自由形】
予選トップ通過は2月に短水路日本新を樹立した江原騎士選手(自衛隊)。「一発目の予選、タイムは気にせず気持ちよく泳いだ。4年前は選考にも擦りもしなかったが、今回は良い緊張感の中で臨めている。決勝では自分らしい泳ぎでオリンピックに内定したい。」

【女子400m個人メドレー】
2月のコナミオープンで日本新記録を更新した清水咲子選手(ミキハウス)がトップ通過。「ちょっと遅いかなー、と思ったがタイムを見てコナミオープン(予選)と同じくらいだったので“よしよし”という感じ。この日のために全てを懸けてやってきた。水泳人生の集大成と考えているリオに向けて、自分も周りも納得させられるレースをしたい。」
清水選手と同級生のライバル高橋美帆選手(ミキハウス)は前半から積極的なレース展開で「決勝では相手よりもまずは自分の記録。結果として4分33秒で2人で代表を決めたい。」

【男子100m平泳ぎ】
北島康介選手(日本コカ・コーラ)が1分00秒07の好記録で小関也朱篤選手(ミキハウス)らを抑え予選トップ通過。「久々ですよ。ここ最近で一番速い。最初のレースはいつでもビビるが気持ちはもう安心した。この緊張感の中だからこそ高いパフォーマンスが発揮できる。」と心身ともに充実した様子です。
小関也朱篤選手(ミキハウス)は1分00秒12で2位通過。明日の決勝に向けて、両雄の準決勝での泳ぎにも注目です。

【女子400m自由形】
予選トップは五十嵐千尋選手(日本体育大学)の4分12秒86。派遣標準記録までは少し差があるものの「派遣標準は絶対に切れないわけではない。最後まで諦めずに泳ぎ切りたい」と4年前には200m自由形で5位と悔しい経験をした五十嵐選手が最初の決勝レースでチャレンジします。

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第92回日本選手権水泳競技大会 競技結果速報