JAPANSWIM2016の第1日目が終了しました。

本日は準決勝が2種目、決勝が4種目行われました。準決勝では女子100mバタフライで注目の高校1年生・池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が57秒55の日本新記録を樹立。決勝では男子400m個人メドレーで萩野公介選手(東洋大学)、女子400m個人メドレーで高橋美帆選手(ミキハウス)、清水咲子選手(ミキハウス)の3選手が派遣標準記録を突破し、リオデジャネイロ五輪代表入りが内定。

決勝レースを種目ごとに振り返ります。

【男子400m個人メドレー】
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予選から素晴らしい泳ぎを見せた萩野公介選手(東洋大学)の記録と世界王者・瀬戸大也選手(JSS毛呂山)との勝負にも注目が集まった今大会最初の決勝レース。バタフライでは日本記録ペースを大幅に上回り、会場を沸かせた萩野選手。記録にも大きく期待がかかりましたが、背泳ぎからのペースが上がらず日本記録更新はならず。それでも4分08秒90は悠々派遣標準記録を突破し、今大会でのリオ五輪代表内定第1号となりました。「予選が良かったので、もう少しタイムと結果がほしかった。それでもまずはオリンピックに再び挑戦する権利を得られてよかった。」とコメント。
既にこの種目でのリオ五輪代表が内定している瀬戸選手は派遣標準記録に届かず「課題の残るレースだった」とこの種目ではリオに向けて再出発する意思を固めていました。
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【男子400m自由形】
予選から軽快な泳ぎで派遣標準記録突破に期待がかかった江原騎士選手(自衛隊)は、前半は冷静に後半勝負というレースプラン。派遣標準記録にきわどいラインで会場を盛り上げましたが3分47秒43で惜しくも0秒90届かず。レース後の第一声は「残念です。個人で派遣標準突破を目標にしていたので悔しいです。」それでも明日の200m自由形に向けしっかり前を向いています。


【女子400m個人メドレー】
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予選をトップ通過した日本記録保持者・清水咲子選手(ミキハウス)を中心に展開されると予想されたこの種目を制したのは元日本記録保持者の高橋美帆選手(ミキハウス)。高橋選手が4分35秒55、2位の清水選手が4分36秒68で共に派遣標準記録を突破し、チームメイトの2人が共にリオ五輪への切符を掴みました。高橋選手はロンドンに続き2回目の五輪代表が内定し「この4年間ロンドン五輪の悔しい想いを忘れた日はなかった。今回は決勝の舞台で戦いたい。」とこの日に懸けて来た想いが溢れていました。清水選手も「タイムはともかく、代表に入れたのは良かった。」と0秒20での代表入りにホッと胸を撫で下ろしていました。


【女子400m自由形】
予選トップの五十嵐千尋選手(日本体育大学)は派遣標準記録を目指し、積極的なレース展開。フィニッシュタイムは4分09秒70で派遣標準記録には届きませんでしたが、明日の200m自由形に繋がるレースが出来たようです。


【女子100mバタフライ(準決勝)】
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また本日行われた準決勝種目では女子100mバタフライで池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が57秒55の日本新記録を樹立し「緊張で前半50mは思うように身体が動かなかったが後半上げられて良かった。明日はもっと記録を上げて派遣標準を突破したい。」と明日の決勝への意気込みを語っています。


【男子100m平泳ぎ(準決勝)】
男子100m平泳ぎでトップ通過したのはキング北島康介選手(日本コカ・コーラ)。唯一派遣標準記録を上回る59秒62に会場も湧きました。「もう少し速い記録を狙っていたが久々の59秒台。明日も派遣標準を目指すがもう一度自己ベストを出したい。」去り際には「やるしかないっしょ!」と気合を入れていました。


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(写真:picsport)