JAPANSWIM2016の第4日目が終了しました。
本日は準決勝が4種目、決勝が3種目行われ、若い力の爆発が際立った日となりました。本日も派遣標準記録を突破し、女子200mバタフライ優勝の星奈津美選手(ミズノ)に加え、長谷川涼香選手(東京ドーム)、女子200m個人メドレーの寺村美穂選手(セントラルスポーツ)と今井月選手(豊川高校)の3選手が新たにリオ五輪代表に内定!また女子100m背泳ぎでは酒井夏海選手(スウィン南越谷)が1分00秒12の中学新記録で優勝!
今日もまずは準決勝レースから種目ごとに振り返りましょう。
【男子100m自由形】
日本記録保持者の中村克選手(イトマン東進)が48秒53でトップ通過。「48秒5が出るとは思っていなかった。前半はターゲットタイム通りで後半もキツくなかった。明日はいいタイムが出ると思う。リレー派遣を突破するためにも塩浦選手と2人で個人派遣を突破したい」そして2位通過は48秒73で塩浦慎理選手(イトマン東進)「もう少しタイム欲しかった。余力を残そうと少し考えてしまった。明日は全力で泳ぐだけ。自分の力を出し切りたい。」
【女子100m自由形】
準決勝も内田美希選手(東洋大学)が54秒20でトップ通過。「一杯一杯にならずに54秒台頭を出しておきたかったので感覚としては悪くない。前半もう少し上げられるので派遣標準を狙って行きたい。(ライバル池江選手との勝負には)勝ちたいです!」と力強くコメント。一方、54秒50の高校新記録を樹立して2位通過の池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)は「準決勝は高校新を狙っていたので予想通り。決勝に繋がるレースになった。明日は日本新を出して、派遣標準を突破したい。内田選手との勝負になると思うので、負けないように頑張りたい。」
【男子200mバタフライ】
瀬戸大也選手(JSS毛呂山)が唯一派遣標準記録を上回る1分55秒00でトップ通過。「抜けていたので1分54秒前半くらい行くかと思っていたがこのタイム。明日は今大会で一番タフな日になる。一本一本しっかり泳いで代表に入りたい。」そして大学の後輩でライバルの坂井聖人選手(早稲田大学)は「思ったより後半バテてしまった。泳ぎを意識して泳いだのでタイム自体は悪くない。今日は緊張もあった。明日はリラックスしていい勝負したい」
【男子200m平泳ぎ】
予選で2分08秒台の好タイムを叩き出した渡辺一平選手(早稲田大学)は後半追い上げるレース展開で小関也朱篤選手(ミキハウス)、北島康介選手(日本コカ・コーラ)ら実力者を抑えて、唯一派遣標準記録を突破する2分09秒46でトップ通過。「準決勝も2分08秒台で来たかったがタイムを落としてしまった。それでも派遣標準記録を2回切ったのは自信になる。予選、準決、決勝と3回泳がなければならないので自分は若さで挑みたい。」北島選手はフラッシュインタビューに答え「レベルたけぇ!」
とひと言。「怖さと緊張感があるからこそ選考会。やっぱり自分はそこで戦うのが好き。明日は悔いないレースをしたい。」
そして決勝レース。
【女子100m背泳ぎ】
前半は実力者・諸貫瑛美選手(スウィン館林)と竹村幸選手(イトマン)が先行する展開。後半強い酒井夏海選手(スウィン南越谷)が追い上げる接戦を制したのは酒井選手。1分00秒12の中学新記録で優勝し、リレー派遣標準記録(個人)を突破し、明日の100m自由形の結果を待つこととなりますがリオ五輪代表が大きく近づきました。中学新記録と優勝の喜びを噛み締めながら「派遣標準は切れていないが、行けるなら59秒前半くらいまでスピードをつけたい」
2位で悔しい思いをしながらも健闘を称え合った竹村選手の姿はとても印象的でした。
【女子200mバタフライ】
世界水泳カザン金メダリストでリオ五輪が内定していた星奈津美選手(ミズノ)が前半リードする展開。センターレーンの高校2年生・長谷川涼香選手(東京ドーム)が喰らいついたものの、星選手が2分06秒32で金メダリストの意地を見せて日本選手権7連覇を達成。「タイムはもう少し出したかったがここでオリンピックに繋がるよう想定したかったので、まずは良かった。このタイムでは戦えないのでこれから4ヶ月しっかり準備したい」2位の長谷川選手は2分06秒92で派遣標準記録を突破し、リオ五輪代表が内定!「本当に必死でやってきた。1年3ヶ月ベストが出なかったが、昨日ベストが出て、派遣標準記録を切れて本当にホッとしている。リオには星さんと一緒に行けるので他の選手に付いていけるようしっかり頑張りたい」
【女子200m個人メドレー】
世界水泳カザン銀メダリスト渡部香生子選手(JSS立石)が本命と見られたこの種目。バタフライから日本記録ペースを1秒以上上回り、大きく先行した寺村美穂選手(セントラルスポーツ)がそのまま平泳ぎまでリードを守り、ラストの自由形も粘りきり2分09秒87の好記録で見事派遣標準記録を突破して優勝!「この4年間辛いことが多かった。ここまで多くの人たちに支えられて、やってきて本当によかった。信頼できるコーチと家族に感謝したい。オリンピックでは日本記録目指して、世界と戦えるよう頑張りたい」そして2位に入ったのはラストの自由形で追い上げた今井月選手(豊川高校)。2分10秒76の世界ジュニア新記録で派遣標準記録を突破し、寺村選手と共にリオ五輪代表が内定!「本当にオリンピックに行けるとは思っていなかった。タイムも良くて、とにかくオリンピックが決まって嬉しい。本番では今日よりも良い結果でみんなに満足してもらいたい。」
今日も素晴らしいレースの連続。日々、選手たちの人生を懸けた戦いは無情にも明暗をわけ、多くのドラマを生んでいます。
明日はいよいよ明日から後半戦。注目のレースが目白押しです。選手たちへの応援をよろしくお願い致します!
公式リザルトはこちらから
第92回日本選手権水泳競技大会 競技結果速報
本日は準決勝が4種目、決勝が3種目行われ、若い力の爆発が際立った日となりました。本日も派遣標準記録を突破し、女子200mバタフライ優勝の星奈津美選手(ミズノ)に加え、長谷川涼香選手(東京ドーム)、女子200m個人メドレーの寺村美穂選手(セントラルスポーツ)と今井月選手(豊川高校)の3選手が新たにリオ五輪代表に内定!また女子100m背泳ぎでは酒井夏海選手(スウィン南越谷)が1分00秒12の中学新記録で優勝!
今日もまずは準決勝レースから種目ごとに振り返りましょう。
【男子100m自由形】
日本記録保持者の中村克選手(イトマン東進)が48秒53でトップ通過。「48秒5が出るとは思っていなかった。前半はターゲットタイム通りで後半もキツくなかった。明日はいいタイムが出ると思う。リレー派遣を突破するためにも塩浦選手と2人で個人派遣を突破したい」そして2位通過は48秒73で塩浦慎理選手(イトマン東進)「もう少しタイム欲しかった。余力を残そうと少し考えてしまった。明日は全力で泳ぐだけ。自分の力を出し切りたい。」
【女子100m自由形】
準決勝も内田美希選手(東洋大学)が54秒20でトップ通過。「一杯一杯にならずに54秒台頭を出しておきたかったので感覚としては悪くない。前半もう少し上げられるので派遣標準を狙って行きたい。(ライバル池江選手との勝負には)勝ちたいです!」と力強くコメント。一方、54秒50の高校新記録を樹立して2位通過の池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)は「準決勝は高校新を狙っていたので予想通り。決勝に繋がるレースになった。明日は日本新を出して、派遣標準を突破したい。内田選手との勝負になると思うので、負けないように頑張りたい。」
【男子200mバタフライ】
瀬戸大也選手(JSS毛呂山)が唯一派遣標準記録を上回る1分55秒00でトップ通過。「抜けていたので1分54秒前半くらい行くかと思っていたがこのタイム。明日は今大会で一番タフな日になる。一本一本しっかり泳いで代表に入りたい。」そして大学の後輩でライバルの坂井聖人選手(早稲田大学)は「思ったより後半バテてしまった。泳ぎを意識して泳いだのでタイム自体は悪くない。今日は緊張もあった。明日はリラックスしていい勝負したい」
【男子200m平泳ぎ】
予選で2分08秒台の好タイムを叩き出した渡辺一平選手(早稲田大学)は後半追い上げるレース展開で小関也朱篤選手(ミキハウス)、北島康介選手(日本コカ・コーラ)ら実力者を抑えて、唯一派遣標準記録を突破する2分09秒46でトップ通過。「準決勝も2分08秒台で来たかったがタイムを落としてしまった。それでも派遣標準記録を2回切ったのは自信になる。予選、準決、決勝と3回泳がなければならないので自分は若さで挑みたい。」北島選手はフラッシュインタビューに答え「レベルたけぇ!」
とひと言。「怖さと緊張感があるからこそ選考会。やっぱり自分はそこで戦うのが好き。明日は悔いないレースをしたい。」
そして決勝レース。
【女子100m背泳ぎ】
前半は実力者・諸貫瑛美選手(スウィン館林)と竹村幸選手(イトマン)が先行する展開。後半強い酒井夏海選手(スウィン南越谷)が追い上げる接戦を制したのは酒井選手。1分00秒12の中学新記録で優勝し、リレー派遣標準記録(個人)を突破し、明日の100m自由形の結果を待つこととなりますがリオ五輪代表が大きく近づきました。中学新記録と優勝の喜びを噛み締めながら「派遣標準は切れていないが、行けるなら59秒前半くらいまでスピードをつけたい」
2位で悔しい思いをしながらも健闘を称え合った竹村選手の姿はとても印象的でした。
【女子200mバタフライ】
世界水泳カザン金メダリストでリオ五輪が内定していた星奈津美選手(ミズノ)が前半リードする展開。センターレーンの高校2年生・長谷川涼香選手(東京ドーム)が喰らいついたものの、星選手が2分06秒32で金メダリストの意地を見せて日本選手権7連覇を達成。「タイムはもう少し出したかったがここでオリンピックに繋がるよう想定したかったので、まずは良かった。このタイムでは戦えないのでこれから4ヶ月しっかり準備したい」2位の長谷川選手は2分06秒92で派遣標準記録を突破し、リオ五輪代表が内定!「本当に必死でやってきた。1年3ヶ月ベストが出なかったが、昨日ベストが出て、派遣標準記録を切れて本当にホッとしている。リオには星さんと一緒に行けるので他の選手に付いていけるようしっかり頑張りたい」
【女子200m個人メドレー】
世界水泳カザン銀メダリスト渡部香生子選手(JSS立石)が本命と見られたこの種目。バタフライから日本記録ペースを1秒以上上回り、大きく先行した寺村美穂選手(セントラルスポーツ)がそのまま平泳ぎまでリードを守り、ラストの自由形も粘りきり2分09秒87の好記録で見事派遣標準記録を突破して優勝!「この4年間辛いことが多かった。ここまで多くの人たちに支えられて、やってきて本当によかった。信頼できるコーチと家族に感謝したい。オリンピックでは日本記録目指して、世界と戦えるよう頑張りたい」そして2位に入ったのはラストの自由形で追い上げた今井月選手(豊川高校)。2分10秒76の世界ジュニア新記録で派遣標準記録を突破し、寺村選手と共にリオ五輪代表が内定!「本当にオリンピックに行けるとは思っていなかった。タイムも良くて、とにかくオリンピックが決まって嬉しい。本番では今日よりも良い結果でみんなに満足してもらいたい。」
今日も素晴らしいレースの連続。日々、選手たちの人生を懸けた戦いは無情にも明暗をわけ、多くのドラマを生んでいます。
明日はいよいよ明日から後半戦。注目のレースが目白押しです。選手たちへの応援をよろしくお願い致します!
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第92回日本選手権水泳競技大会 競技結果速報
(写真:PICSPORT)