7月、ハンガリー・ブダペスト世界水泳選手権の代表選手たちは『Team JAPAN』として、今日開幕のJAPAN OPEN2017(東京辰巳国際水泳場)に出場。

決勝に進んだトビウオジャパンの選手たちは、トレーニング期間中の疲れが残るなか、今出し切れる力を最大限発揮する泳ぎを見せてくれました。

女子200mバタフライは、牧野紘子選手と長谷川涼香選手が出場。前半、牧野選手も長谷川選手も1分01秒台で折り返します。そこから伸びてきたのは、長谷川選手。150mのターンでトップを奪うと、そのままトップをキープしてフィニッシュ。2分08秒10で優勝しました。牧野選手も疲れが見えたラスト50mから粘りを見せて、2分10秒09の3位に入りました。
(写真提供/PICSPORT)
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「日本選手権より後半はバテませんでしたが、今回は前半が1分01秒台だったので、前半を1分00秒で入ってもバテない泳ぎをしていくことが課題です」(長谷川選手)
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男子200mバタフライでは、坂井聖人選手が100mを2位で折り返すと、後半の強さを見せて1分54秒78で優勝。その後100m背泳ぎにも出場し、こちらは54秒95で5位入賞を果たします。
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「キックとプルのタイミングがずれていました。明日からもレースが続くので、修正できるところはタイミングも含めてたくさんあるので、良い泳ぎができるように準備していきたい」(坂井選手)
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女子200m自由形には、池江璃花子選手と五十嵐千尋選手、そして大橋悠依選手が出場。前半から積極的に飛ばした池江選手は、前半100mで日本記録を0秒76も上回る56秒20でターン。五十嵐選手も57秒56でそれに続きます。さすがにラスト50mで疲れが見えた池江選手を五十嵐選手が追いかけますが、池江選手が逃げ切って1分56秒91で優勝。五十嵐選手は1分57秒10の2位、そして大橋選手は2分00秒01で7位に入りました。
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「前半は予想以上に速かったです。このくらいの前半でも、後半耐えられる体力をつければ、もっと記録を伸ばせると思うので、次につながる良いレースになりました」(池江選手)
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男子200m自由形では、萩野公介選手と瀬戸大也選手が4レーン、5レーンに登場。スタートから快調に飛ばす江原騎士選手(自衛隊/フィッツ竜王)を萩野選手と瀬戸選手が追いかける展開。勝負はタッチまでもつれ込み、結果江原選手が萩野選手を0秒06差で振り切って1分47秒04で優勝。萩野選手は1分47秒10の2位、瀬戸選手は1分47秒76で3位となりました。
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鈴木聡美選手と青木玲緒樹選手が出場した、女子100m平泳ぎ決勝。ふたりとも前半を31秒台で折り返し、後半も伸びのあるフォームで最後まで泳ぎ切り、鈴木選手が1分07秒26で優勝します。2位には後半追い上げてきたオーストラリアのJessica HANSEN選手が入り、青木選手は1分07秒42の3位となりました。
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「久しぶりに100mで優勝できたのが、本当にうれしいです。優勝したことは励みにも自信にも、そしてモチベーションにもなります」(鈴木選手)
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初日最後のレースとなった、男子100m平泳ぎ。この種目の世界記録保持者であるAdam Peaty選手(イギリス)、予選で好記録をマークしたYAN Zibei選手(中国)に渡辺一平選手と小関也朱篤選手の争いに注目が集まります。スタートして、一気に飛び出すPeaty選手に負けじと小関選手、渡辺選手も積極的に攻めていきます。結果は、最後まで高いスピードで逃げ切ったPeaty選手が58秒82で優勝し、YAN選手が59秒57で2位、そして3位には渡辺選手が自己ベストとなる59秒80で入り、小関選手は1分00秒62で4位となりました。
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「自己ベストは良かったんですけど、ラスト20mでバテてしまったので悔しいです。でも、100mでベストを出せたことは200mの前半につながると思っています」(渡辺選手)
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大会初日から白熱したレースが続き、明日も注目のレースが目白押し。世界を目指して一意奮闘し続ける選手たちへのご声援をよろしくお願いします!

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