第17回世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト)の競泳競技5日目の準決勝、決勝(イブニングセッション)が終了しました。
この日の決勝種目は、萩野公介選手と瀬戸大也選手のふたりが登場する、男子200m個人メドレーからスタート。

準決勝と同じく、バタフライからレースを先行する萩野選手。背泳ぎでChase KALISZ選手(アメリカ)、瀬戸選手に身体ひとつの差をつけて平泳ぎへ。平泳ぎを得意とするKALISZ選手と瀬戸選手が、じりじりと萩野選手を追いかけていく展開。
ラスト自由形で萩野選手とKALISZ選手が接戦に。萩野選手もキックを効かせた粘りの泳ぎを見せ、1分56秒01の2位で銀メダルを獲得しました。

「正直に、悔しいです。最後の自由形でKALISZ選手を追い上げていたんですが、ラスト25mできつくなってしまいました。難しいですね。気持ちを切り替えて、あと2種目頑張りたいと思います」(萩野選手)

瀬戸選手は「150mまではすごく良い感じで泳げていた」と、ラスト自由形が自分が思っているように伸びなかったとのこと。それでも自己ベストから0秒1ほどしか変わらない1分56秒97で5位入賞となりました。

「もうちょっとタイムを出したかったのはありますが、こういうタイムが出せない状況も楽しんで、400mに向けてしっかりと準備をしていきたいと思っています」(瀬戸選手)

トビウオジャパンは続いて男子200m平泳ぎの準決勝に、小関也朱篤選手と渡辺一平選手のふたりが出場。ふたりとも落ち着いたレースを展開し、決勝に余力を残しながらも2分07秒台で決勝に進出。

小関選手は2分07秒80の4位、渡辺選手は2分07秒44の2位で、ふたり揃ってのメダル獲得を狙います。

女子200mバタフライには、昨年のリオデジャネイロ五輪では経験できなかった決勝レースに長谷川涼香選手が出場。笑顔で入場し、リラックスした様子。前半、1分01秒28で折り返し、後半から勝負を仕掛けます。フィニッシュタイムは2分07秒43の6位入賞を果たしました。

「もちろん悔しい面が大きいんですが、全力で決勝という大きな舞台で泳げましたし、去年の準決勝で終わったリオデジャネイロ五輪よりはすっきりしています」(長谷川選手)

女子200m平泳ぎの準決勝は、青木玲緒樹選手と鈴木聡美選手が登場。青木選手も鈴木選手も、前半を1分09秒台で折り返す積極的なレースを見せ、青木選手は2分24秒42の10位、鈴木選手は2分25秒60の12位という結果に。


男子200m背泳ぎの準決勝には、200m個人メドレーで銀メダルを獲得したばかりの萩野選手と、入江陵介選手のふたりが出場。
入江選手は「最後はテンポをまとめるような泳ぎで、想定通りのラップで泳げました」と1分55秒79の6位で決勝に進出します。萩野選手は、1分58秒72と予選よりもタイムを落としてしまい、残念ながら14位という結果になりました。


予選を2位で通過し「日本新記録を出す」という強い気持ちで女子4×200mリレーに臨んだ、五十嵐千尋選手、池江璃花子選手、青木智美選手、高野綾選手の4人。
第1泳者の五十嵐選手が、きっちりと予選よりも記録を上げる1分57秒84で第2泳者の池江選手にバトンを渡すと、勢いをもらった池江選手と青木選手、高野選手らも全員、予選からタイムを上げて泳ぎ、4人とも1分57秒台でリレーします。結果、7分50秒43の日本新記録を樹立して5位入賞を果たしました。



「最低ラインが日本記録、良ければメダルと話していて。上位争いに加われるほど、みんなで力を合わせられたのは良かったと思います」(五十嵐選手)
「2年前から日本記録を出したいと話していたので、4人の力を合わせてそれが更新できて良かったです」(池江選手)
「招集所に入る前にはメンバーとコーチたちと円陣を組んで、ゲートを通る前も4人で握手して、頑張ろう、と声を掛け合いました。三度目の正直で日本記録が出せてうれしいです」(青木選手)
「自分のタイムが足を引っ張らないように全力を出して泳ぎたいと思っていました。タッチして日本記録だよ、と言われたときはうれしかったです」(高野選手)
競泳競技6日目のモーニングセッションには、男子50m自由形に中村克選手と塩浦慎理選手が出場。女子50mバタフライに池江璃花子選手、男子100mバタフライに小堀勇氣選手が出場し、女子の日本新記録に勢いをもらいたい男子4×200mリレーの予選に、萩野選手、江原騎士選手、松元克央選手、天井翼選手の4人が挑みます。
<第17回世界水泳選手権 競泳競技5日目準決勝・決勝結果>
男子200m個人メドレー 決勝
萩野公介 1分56秒01 2位 銀メダル獲得
瀬戸大也 1分56秒97 5位
男子200m平泳ぎ 準決勝
小関也朱篤 2分07秒80 4位 決勝進出
渡辺一平 2分07秒44 2位 決勝進出
女子200mバタフライ 決勝
長谷川涼香 2分07秒43 6位
女子200m平泳ぎ 準決勝
青木玲緒樹 2分24秒42 10位
鈴木聡美 2分25秒60 12位
男子200m背泳ぎ 準決勝
入江陵介 1分55秒79 6位
萩野公介 1分58秒72 14位
女子4×200mリレー 決勝 7分50秒43 5位 日本新記録
五十嵐千尋 1分57秒84
池江璃花子 1分57秒38
青木智美 1分57秒72
高野綾 1分57秒49
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この日の決勝種目は、萩野公介選手と瀬戸大也選手のふたりが登場する、男子200m個人メドレーからスタート。

準決勝と同じく、バタフライからレースを先行する萩野選手。背泳ぎでChase KALISZ選手(アメリカ)、瀬戸選手に身体ひとつの差をつけて平泳ぎへ。平泳ぎを得意とするKALISZ選手と瀬戸選手が、じりじりと萩野選手を追いかけていく展開。
ラスト自由形で萩野選手とKALISZ選手が接戦に。萩野選手もキックを効かせた粘りの泳ぎを見せ、1分56秒01の2位で銀メダルを獲得しました。

「正直に、悔しいです。最後の自由形でKALISZ選手を追い上げていたんですが、ラスト25mできつくなってしまいました。難しいですね。気持ちを切り替えて、あと2種目頑張りたいと思います」(萩野選手)

瀬戸選手は「150mまではすごく良い感じで泳げていた」と、ラスト自由形が自分が思っているように伸びなかったとのこと。それでも自己ベストから0秒1ほどしか変わらない1分56秒97で5位入賞となりました。

「もうちょっとタイムを出したかったのはありますが、こういうタイムが出せない状況も楽しんで、400mに向けてしっかりと準備をしていきたいと思っています」(瀬戸選手)

トビウオジャパンは続いて男子200m平泳ぎの準決勝に、小関也朱篤選手と渡辺一平選手のふたりが出場。ふたりとも落ち着いたレースを展開し、決勝に余力を残しながらも2分07秒台で決勝に進出。

小関選手は2分07秒80の4位、渡辺選手は2分07秒44の2位で、ふたり揃ってのメダル獲得を狙います。

女子200mバタフライには、昨年のリオデジャネイロ五輪では経験できなかった決勝レースに長谷川涼香選手が出場。笑顔で入場し、リラックスした様子。前半、1分01秒28で折り返し、後半から勝負を仕掛けます。フィニッシュタイムは2分07秒43の6位入賞を果たしました。

「もちろん悔しい面が大きいんですが、全力で決勝という大きな舞台で泳げましたし、去年の準決勝で終わったリオデジャネイロ五輪よりはすっきりしています」(長谷川選手)

女子200m平泳ぎの準決勝は、青木玲緒樹選手と鈴木聡美選手が登場。青木選手も鈴木選手も、前半を1分09秒台で折り返す積極的なレースを見せ、青木選手は2分24秒42の10位、鈴木選手は2分25秒60の12位という結果に。


男子200m背泳ぎの準決勝には、200m個人メドレーで銀メダルを獲得したばかりの萩野選手と、入江陵介選手のふたりが出場。
入江選手は「最後はテンポをまとめるような泳ぎで、想定通りのラップで泳げました」と1分55秒79の6位で決勝に進出します。萩野選手は、1分58秒72と予選よりもタイムを落としてしまい、残念ながら14位という結果になりました。


予選を2位で通過し「日本新記録を出す」という強い気持ちで女子4×200mリレーに臨んだ、五十嵐千尋選手、池江璃花子選手、青木智美選手、高野綾選手の4人。
第1泳者の五十嵐選手が、きっちりと予選よりも記録を上げる1分57秒84で第2泳者の池江選手にバトンを渡すと、勢いをもらった池江選手と青木選手、高野選手らも全員、予選からタイムを上げて泳ぎ、4人とも1分57秒台でリレーします。結果、7分50秒43の日本新記録を樹立して5位入賞を果たしました。



「最低ラインが日本記録、良ければメダルと話していて。上位争いに加われるほど、みんなで力を合わせられたのは良かったと思います」(五十嵐選手)
「2年前から日本記録を出したいと話していたので、4人の力を合わせてそれが更新できて良かったです」(池江選手)
「招集所に入る前にはメンバーとコーチたちと円陣を組んで、ゲートを通る前も4人で握手して、頑張ろう、と声を掛け合いました。三度目の正直で日本記録が出せてうれしいです」(青木選手)
「自分のタイムが足を引っ張らないように全力を出して泳ぎたいと思っていました。タッチして日本記録だよ、と言われたときはうれしかったです」(高野選手)
競泳競技6日目のモーニングセッションには、男子50m自由形に中村克選手と塩浦慎理選手が出場。女子50mバタフライに池江璃花子選手、男子100mバタフライに小堀勇氣選手が出場し、女子の日本新記録に勢いをもらいたい男子4×200mリレーの予選に、萩野選手、江原騎士選手、松元克央選手、天井翼選手の4人が挑みます。
<第17回世界水泳選手権 競泳競技5日目準決勝・決勝結果>
男子200m個人メドレー 決勝
萩野公介 1分56秒01 2位 銀メダル獲得
瀬戸大也 1分56秒97 5位
男子200m平泳ぎ 準決勝
小関也朱篤 2分07秒80 4位 決勝進出
渡辺一平 2分07秒44 2位 決勝進出
女子200mバタフライ 決勝
長谷川涼香 2分07秒43 6位
女子200m平泳ぎ 準決勝
青木玲緒樹 2分24秒42 10位
鈴木聡美 2分25秒60 12位
男子200m背泳ぎ 準決勝
入江陵介 1分55秒79 6位
萩野公介 1分58秒72 14位
女子4×200mリレー 決勝 7分50秒43 5位 日本新記録
五十嵐千尋 1分57秒84
池江璃花子 1分57秒38
青木智美 1分57秒72
高野綾 1分57秒49
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