日本一決定戦、第95回日本選手権水泳競技大会 競泳競技(JAPAN SWIM 2019)の1日目が終了。
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初日から日本新記録コールが鳴り響きました!

男子50mバタフライ決勝。予選から接戦が予想される展開でしたが、スタートから一気に抜け出したのは井田憲吾選手(自衛隊)。昨年、自身が更新した日本記録をさらに上回る、23秒27の日本新記録を樹立して優勝しました!


「自分の泳ぎに集中して、1年間やってきたことを思い出しながら全力を出し切りました。100mでは持ち味を生かして前半から突っ込んで、後半しっかり粘りきれるようなレースをしたいと思います」(井田選手)


男子の400m自由形は、この種目の第一人者である江原騎士選手(自衛隊/フィッツ竜王)が先行します。


このまま江原選手が逃げ切るかと思われましたが、若手の吉田啓祐選手(日本大学)が、じりじりと江原選手との差を詰めていき、300mを過ぎてからラストスパート。ラスト50mで1秒近くあった差を一気に縮めて逆転。3分47秒10で初優勝を果たしました!


「自己ベストで優勝できてとてもうれしいです。後半も去年よりバテずに泳ぎ切れたので、成長したことを実感できました。でもこの記録ではまだまだので、世界で戦えるようなタイムを出せるようになりたいです」(吉田選手)


女子400m自由形では、この種目の7連覇を目指す五十嵐千尋選手(T&G/JSS)が100mを59秒66で入る積極性を見せます。


その五十嵐選手の横にピタリとついていく、高校2年生の難波実夢選手(MGニッシン)。250mで五十嵐選手を捉えると、最後は身体ひとつもの差をつけてフィニッシュ! 


3月末に行われた全国JO杯春季大会で、短水路ながら4分01秒21という好タイムをマークした勢いそのままに、4分09秒39で初優勝です。


「タイムはもっと出したかったので悔しいですけど、優勝できたことはとてもうれしいです。得意なキックが泳ぎに生かせているので調子は良いと思います。800m、1500mでは派遣標準記録を切って、日本代表に入れるように頑張ります」(難波選手)


この日の準決勝は3種目。
女子100mバタフライを58秒56の1位で決勝に進出したのは、牧野紘子選手(東京ドーム/早稲田大学)。「自己ベストで泳げたので、決勝もベストを更新できるように頑張ります」と気合い十分です。
2番手は、昨年のパンパシフィック水泳選手権、アジア競技大会代表の相馬あい選手(中京大学)が58秒60で続き、長谷川涼香選手(東京ドーム/日本大学)が58秒71の3位で決勝に駒を進めています。



男子100m平泳ぎの準決勝は、小関也朱篤選手(ミキハウス)が余裕を持った泳ぎで59秒65のトップ通過。日本雄也選手(アクア/近大クラブ)が、自己ベストとなる59秒91の2位で続きます。
予選で59秒62の自己ベストをマークした渡辺一平選手(TOYOTA)は、1分00秒12の4位で決勝に進んでいます。



そして女子200m個人メドレーは、大橋悠依選手(イトマン東進)が2位以下に2秒近くの差をつける2分10秒51の1位で決勝に進出。年明けから好調を維持している大本里佳選手(イトマン)は2分12秒03の2位、3番手には今井月選手(コカ・コーラ/東洋大学)が2分12秒44で続きます。




さらに清水咲子選手(ミキハウス)、寺村美穂選手(セントラルスポーツ)、横田早桜選手(筑波大学)までが2分12秒台というハイレベルなレース。明日の決勝では混戦が予想される面白いレースになりそうです。



初日は日本新記録が1つ誕生しました。2日目以降も記録更新に期待しつつ、激しくなる代表権争いに注目です!

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