連日熱戦が続くジャパンオープン2022も後半戦の3日目が修了しました。この日は待望の新記録が誕生!

男子200mバタフライで、スタートから一気に飛び出した本多灯選手(日本大学)。「日本選手権(25m)で短水路世界記録を出したことが自信になって、思い切って泳ぐことができました」という言葉通り、100mを折り返しても力強い泳ぎは健在。ラスト15mで少し失速したものの、得意のラストスパートで力強いキックを効かせた泳ぎを披露し、日本記録にあと0秒17に迫る1分52秒70の日本学生新記録を樹立して優勝を果たしました!

「50mをターンしてから徐々に加速していくようなイメージで、真ん中のラップタイムを上げる意識を持って泳ぎました。最後はもう気力で泳ごうと思っていたんですけど、ちょっとラスト腕が上がらなくなってしまいました。それでも52秒台を出せてうれしいです」(本多選手)



女子800m自由形では、一度奪ったトップを最後まで譲らなかった難波実夢選手(JSS/近畿大学)が、8分35秒59で優勝を果たしました! 難波選手は400mに続いて2冠です!



女子50m背泳ぎでは、予選でスタートのミスもあってスイムオフとなった高橋美紀選手(林テレンプ)。そのスイムオフも勝ち上がり、8レーンで迎えた決勝は持ち前のスピードを生かし、28秒05で優勝を飾りました!



最後まで横一線だった男子50m背泳ぎは、川本武史選手(TOYOTA)とWON Youngjun選手(韓国)のふたりが25秒00で同着優勝!



女子100m自由形では、後半の強さを見せるレースを披露した池本凪沙選手(イトマン東京/中央大学)が、自己ベストを更新する54秒33をマークして優勝しました!



男子400m自由形は、抜きつ抜かれつの激しいレース展開を見せます。そんななか、最後の100mでスパートをかけた井本一輝選手(イトマン東京/中央大学)が、3分49秒49で逆転優勝を果たしました。



女子200mバタフライでは、内田かりん選手(神奈川大学/フィッツ青葉)が終始リードを守り切り、FINA世界選手権代表組を破って2分09秒51で優勝です!



女子200m個人メドレーは、落ち着いたレース展開を見せ、平泳ぎでトップに立った成田実生選手(金町SC)が、最後の自由形で猛追するほかの選手たちを振り切って2分12秒23で優勝!



男子200m個人メドレーは、ラスト50mの勝負にまでもつれ込む大接戦に。最後は「自由形勝負になることは分かっていました」とプラン通りのレースで、小方颯選手(イトマン港北/日本大学)が1分57秒81で逆転優勝! 2位の瀬戸大也選手(TEAM DAIYA)との差は、たった100分の3秒でした。



パリ五輪へ、その先の未来へ向けた、仕切り直しの第一歩となる今大会。大会3日目のパリスタンダードA突破者は以下の通りです。

・男子200mバタフライ
本多灯選手(日本大学)
・男子200m個人メドレー
小方颯選手(イトマン港北/日本大学)
瀬戸大也選手(TEAM DAIYA)

<2日目までのパリスタンダードA突破者>
・男子400m個人メドレー
瀬戸大也選手(TEAM DAIYA)
本多灯選手(日本大学)
小方颯選手(イトマン港北/日本大学)
・女子100m背泳ぎ
白井璃緒選手(ミズノ)
・女子100m平泳ぎ
青木玲緒樹選手(ミズノ)
・女子400m個人メドレー
成田実生選手(金町SC)

とうとう大会も最終日!
未来に向けて全力を尽くす選手たちへのご声援、よろしくお願いします!

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